県の担当者は、鳥獣を資源として活用することで地域振興が期待できるとして「やっかいものの鳥獣をマイナスからプラスの存在に変える取り組みが重要」と説明する。西鉄は従来、観光列車の食を通じ、地域の魅力を発掘していたが、新たに課題解決に寄与することで付加価値を高める。
料理は、秋月温泉料亭旅館清流庵(朝倉市)の総料理長、小野貴史氏(51)が監修し、硬さや臭みが気になるジビエを、低温調理や相性のよい食材との組み合わせで、多くの人が親しめるように仕上げた。
八女市で野生鳥獣の捕獲や肉の販売を手掛ける井手口良文氏(67)は「おいしく食べてもらうことが販路拡大につながる。八女の猟友会のメンバーも高齢で、数年で半分ほどに減りそうだ。取り組みは若者に目を向けてもらうきっかけにもなる」と期待する。
(一居真由子)