追突事故を起こし、飲酒運転の発覚を免れるためにけが人6人を残して逃走したとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた2014年ソチ五輪スノーボード男子ハーフパイプ銅メダリスト、平岡卓被告(24)の初公判が4日、奈良地裁葛城支部(奥田哲也裁判官)で開かれた。平岡被告は「車の運転手にけがをさせたことは認めるが、それ以外の人にけがをさせたことに関しては僕の責任ではありません」と起訴内容を一部否認した。
検察側は冒頭陳述で、平岡被告が事件前日から大阪市内で友人と飲食し、仮眠をとった後に運転を始めたと指摘。脇見による追突事故に「スポンサー契約を打ち切られ、スノーボーダーとしてすべて失うと考えて逃走した」と主張した。
起訴状によると、平岡被告は昨年9月29日午前9時55分ごろ、奈良県葛城市の道路で飲酒の影響が残る状態で乗用車を運転。安全確認を怠って軽乗用車に追突し、運転手の女性(41)と周りにいた5~86歳の男女計6人にけがをさせたが、救護措置や警察への通報をせずにそのまま逃走したなどとしている。
