巨人が元監督の高橋由伸氏(51)にヘッドコーチ就任を要請していることが23日、分かった。受諾となれば、松井秀喜新監督(52)との豪華内閣が実現する。監督経験者の同一球団でのヘッドコーチ就任は今季の阪神・和田豊氏に続き、異例の人事となる。
松井氏はこの日の会見で来季のコーチ陣について「球団と話し合って少しずつ決めていきたい。一番大事な作業だと思っております」とした上で、「現時点で1人だけ声をかけています」と明かした。それが高橋氏とみられる。
高橋氏は慶大から1998年にドラフト1位で巨人入団。1年目から活躍し、1学年上で同じ外野手だった松井氏と強力クリーンアップを形成した。2015年に巨人一筋で現役を引退し、翌16年から3年間、監督を務めた。
松井氏とは公私で付き合いが深い。現役時代は互いの実力を認め合い、近年はイベントなどで度々共演。昨年8月には「週刊ベースボール4000号記念トークショー」で対談を行い、松井氏が将来的な監督就任について「どうする? 監督2人制とか」と高橋氏に話しかける場面もあった。
高橋氏が8年ぶりの球団復帰でヘッドコーチに就任すれば、監督として成し遂げられなかったリーグ優勝と日本一を、参謀の立場で目指すことになる。
■高橋 由伸(たかはし・よしのぶ) 1975(昭和50)年4月3日生まれ、51歳。千葉県出身。神奈川・桐蔭学園高から慶大に進学し、東京六大学リーグ新記録の通算23本塁打。98年ドラフト1位で巨人入団。1年目から主軸として活躍し、ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞7度。2015年は1軍打撃コーチを兼任。同年10月に3年契約で巨人監督に就任し、現役を引退。選手としての通算成績は1819試合に出場し、打率.291、321本塁打、986打点。18年に監督を退任した。
