沖縄県・尖閣諸島周辺海域における、中国海警局船の航行が20日は確認されなかった。最長更新を続けてきた連続航行は157日で途切れた。台風6号の接近に伴い退避したとみられる。尖閣は日本固有の領土であり、有効に実効支配している。国連も東京五輪開幕を前に、世界中での紛争休止を求めた。台風通過後、平和を脅かしかねない中国の海警局船侵入への警戒が必要だ。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、中国海警局船は19日午後、4隻が領海外側の接続水域を出た後、20日は周辺海域で確認されなかった。強い勢力に発達した台風6号の接近が影響したとみられる。21日午前8時半時点でも確認されていない。
2012年9月の尖閣国有化以降、最長更新を続けてきた周辺海域での連続航行は19日の157日で途切れた。
ただ、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は15日、「平和をもたらすため、われわれも強さと連帯を示す必要がある」とのビデオ声明を発表した。翌16日からは、東京五輪・パラリンピック期間中の休戦を求めた「五輪休戦決議」の対象期間となっていた。
尖閣諸島をめぐる領有権の問題は存在せず、海上保安庁などが適切に対応している。こうしたなか、尖閣周辺を含む、東・南シナ海での中国の軍事的覇権拡大は看過できない。
米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏は「中国の(東・南シナ海での)行動を見る限り、平和には興味がないように見える。まともな国際社会の一員とは思えない。これが次期冬季五輪を開催する国家だとは笑わせてくれる。国連も、日本の国会も、中国を非難する声明くらいは出さなければ、存在価値がない。日本人は国際社会で起こっている異常事態に気が付かなければならない」と語った。
