そのうえで、「企業ごとにシステムが違うのは当然なのですが、ITにそれほど慣れていない私にとっては毎回、『本当にこのシステムでよかったのか』、『きちんとアクセスできるのか』と考えてしまい、ドキドキするものです」
もう一つ、オンライン作業に必須の電子文書の開封作業も、ストレスにつながる危機となった。
「顧問先の企業から送られてきた資料には個人情報もあるため、厳重なセキュリティー・チェックがかかっており、拝見するまでには何度もパスワードを打ち込む必要があります。実はこれは私の苦手な分野。今やあらゆるものにパスワードをかけなくてはいけない時代。すっかり忘れていて再発行することもあります。新たにパスワードを作るにしても、単純な組み合わせだと受け付けられないこともあり、少し面倒です」
テレワークが増えれば、この情報管理は厳しくなるのは必然。
「セキュリティーをかけることは重要なのですが、情報管理の作業はストレスになりますね」
取引先とのテレワークでは、そのたびにセキュリティーの認証が求められ、テレビ会議の場合は、会社ごとに異なる接続アプリにつなげる必要がある。だれもが最初は初心者だ。落ち着いて対応し、慣れていきたいものだ。 (佐々木正志郎)
■矢島新子(やじま・しんこ)
産業医。山野美容芸術短期大客員教授、ドクターズヘルスケア産業医事務所代表。パリ第一大(ソルボンヌ)大学院、東京医科歯科大大学院博士課程修了。医学博士。著書に「ハイスペック女子の憂鬱」(洋泉社)ほか。