鳩山由紀夫元首相が、また問題行動で注目されている。日本の朝鮮半島統治時代、独立活動家らが収監されていたという、韓国・ソウルの西大門刑務所の跡地(西大門刑務所歴史館)で土下座したのだ。終戦記念日直前でもあり、韓国メディアは「日本の元首相」「追悼碑にひざまずく」などと報じている。
「独立運動家らをここに収容し、拷問というひどい刑を与え、命を奪ったことを聞き、心から申し訳なく思う」
鳩山氏は12日、ソウルでの記者会見で語った。
韓国で同刑務所は抗日の象徴。鳩山氏は、獄死したとされる女性独立運動家が収容された部屋なども見学した後、独立活動家らをしのぶモニュメントの献花台に花輪をささげた。さらに、靴を脱ぎ、ひざまずいて手を合わせたうえで、両手をついて深々と頭を下げた。土下座ではなく、「クンチョル」という韓国式の最も丁寧なお辞儀という指摘もある。
韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「とんでもないパフォーマンスだ」と断じ、続ける。
「西大門刑務所歴史館は、韓国お得意の反日プロパガンダのための施設だ。刑務所に独立活動家らが収監されていたことは間違いないが、歴史館では、日本側の記録にないような拷問の仕方などが紹介されており、史実を正しく伝えているかは疑わしい。日本の元首相という肩書が韓国側に政治利用されたといえる」
3年3カ月の民主党政権は数々の「負の遺産」を残したが、最も大きいのは、鳩山氏に「元首相」という肩書を与えたことかもしれない。
