「明日からドバイ。優勝したらお土産を買ってきます」-。東京都墨田区の歓楽街、通称「錦糸町」の一角。ビルの9階にある闇カジノの店内で、若い男性がバカラ賭博のディーラーに笑顔で話しかけた。男性は8月のリオデジャネイロ五輪で金メダルが期待された日本バドミントン界のエース、桃田賢斗(21)。桃田はその直後、真顔になって10万円超のチップをバカラ台の上に置いた。
後ろめたさはなく
未明の店内、暴力団員風の男や派手に着飾ったホステスらに交じってバカラ賭博に興じるジャージー姿の男性は、異様な雰囲気をかもし出していた。身分を隠そうともしない様子からは、日本男子初の五輪メダルの期待を背負いながら、違法行為に手を染めている後ろめたさはうかがえなかった、と関係者は話す。
高級腕時計やネックレス、指輪などで身を飾る。公の場で「派手な生活がしたい」と言い放つ。今時の典型的な若者だと思われがちだが、知人らは「実際はとても真面目だ。ただ純粋すぎて鈍感なところがあった」という。
