元文春エース記者 竜太郎が見た!

「金、金、金」悪夢の現実、宝島夫妻殺害事件 関根容疑者〝逆玉狙い〟の面従腹背、かつて名子役〝実行役〟若山容疑者の衝撃

聡明快活な少年は激変し、首に大きな入れ墨を入れた極悪殺害グループの一員に。事件直前たまたま街頭インタビューに応じていた若山容疑者は「結局、世の中、お金かなって。顔とお金かなって」と答え、ハイテンションで何度も「お金」を連呼していた。

「250万円の報酬のために人殺しに加担するなんてどうしようもないバカ。芸能人で殺人犯になったのは克美しげる、あとは『子連れ狼』の大五郎役だった元子役くらい。詐欺や薬物はあっても殺人はまずないですよ。そもそも人から見える部位に入れ墨を入れた時点で俳優の道は閉ざされるのが普通。彼は才能をドブに捨てましたよね」(芸能関係者)

背景にあるのは「金、金、金」。被害者を冒瀆(ぼうとく)するつもりはないが、宝島さん夫妻も金に執着していたという。犯行の動機ももちろん「金、金、金」。ただの紙切れが人の命よりも価値がある、そんな悪夢のような現実を見せつけられる事件である。

■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に著書「スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ」(文藝春秋)を出版。

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