東京・狛江強殺の実行犯か 中野事件の男、不審車一致

関東で相次ぐ強盗事件との関連が浮上している東京都狛江市の住宅で大塩衣与(きぬよ)さん(90)が死亡した強盗殺人事件で、昨年12月に起きた東京・中野の強盗傷害事件で逮捕された男が身柄を確保された際に乗っていた車が、狛江事件の前後で現場付近で確認された車と同一とみられることが23日、捜査関係者への取材で分かった。狛江事件の実行犯の可能性もあるという。また、男らのグループが広島県や山口県の強盗事件に関与していたことも判明。全国規模で犯行を繰り返している疑いも出てきた。

男は、金沢市の永田陸人容疑者(21)。狛江事件翌日の今月20日午後、東京都足立区内で「不審車両がある」との通報で駆け付けた警察官が車の横にいた永田容疑者の身柄を確保。中野事件の強盗傷害容疑で21日逮捕した。

捜査関係者によると、車は銀色のレンタカーで、その後の捜査で、狛江事件の前後で目撃されていた2台のうちの1台だと判明したという。警視庁調布署捜査本部は、永田容疑者が狛江事件の少なくとも4人とみられる実行犯の1人の可能性もあるとみている。

また、その銀色のレンタカーからは2台の携帯電話を押収。このうち1台には狛江事件に関連するやりとりのほか、足立区の住所の記載もあった。警視庁は襲撃の可能性があるとして足立区の住民に防犯カメラの設置を助言し、避難も促した。

また、中野事件に関わった実行メンバーが、山口県岩国市で昨年11月に起きた強盗未遂事件や広島市西区で昨年12月にあった強盗殺人未遂事件、東京都稲城市で昨年10月に発生した強盗事件に関与している疑いが浮上した。メンバーの特徴から判明したという。

3つの事件は、いずれも複数人が襲撃し、住民らを縛る手口などが一連の強盗事件と酷似している。

中野事件の実行メンバーは計7人。警視庁は、すでに逮捕された永田容疑者らを除く数人の特定を終えており、強盗傷害容疑で近く逮捕状を請求する方針を固めた。

永田容疑者は金沢市に居住。同じく狛江事件との関連性が指摘される、千葉県大網白里市の強盗傷害事件で逮捕された自衛官の男(23)は三重県居住で、犯行グループの指示役は全国から交流サイト(SNS)で実行犯を募っている実態も浮かぶ。また、関東の6都県での発生だけではなく広島や山口といった西日本でも被害を確認。警察当局は全国規模で犯行を繰り返している可能性もあるとみて捜査している。

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