阪神からドラフト6位で指名された富田蓮投手(21)=三菱自動車岡崎=が27日、愛知・岡崎市内の同社で指名あいさつを受けた。球団公式インスタグラムでファンに向けて「トミーと呼んでください」とアピール。各界に著名なトミーが存在するなか、D6位からはい上がり、球界を代表する〝トミー〟として虎の左腕エースになる。
阪神・筒井スカウトから指名あいさつを受け、人なつっこい笑顔を見せた。プロ野球選手は実力と並行し、知名度も大事。D6位・富田はファンに向け、名前の正しい読み方とニックネームを球団公式インスタグラムでアピールした。
「ドラフト6位で指名されました、富田蓮です。『とみた』ではなく『とみだ』なので、よろしくお願いします。ぜひ『トミー』って呼んでください!!」
日本ツアー歴代3位の通算48勝を挙げているゴルフ界のトミーこと中嶋常幸、缶コーヒーのCMでおなじみのハリウッド俳優、トミー・リー・ジョーンズやテレビドラマのトミーとマツなど、各界にはさまざまな「トミー」が存在する。だが、見渡してみれば球界では〝空位〟だ。
最速147キロの直球を武器に、世界一を勝ち取ったU23(23歳以下)W杯(台北)では4試合に先発して2勝を挙げ、最優秀投手とベストナイン(先発部門)の2冠を獲得。実力に加えて、ファンに愛される呼び方を持てば、人気にも拍車がかかる。「球界のトミー」といえば「虎の富田」だと定着するほどの活躍にも期待だ。
26日には母校・大垣商高を訪れ、有賀竜也監督(47)らにドラフト指名を受けたことを報告。帰国からわずか2日後に足を運ぶところが、恩師も認める律義な振る舞いだ。「ここからがスタートラインやから頑張れ」と背中を押された左腕は、後輩たちに向けて「大垣商のプライドを持って練習に取り組んでください」とエールを送った。
同校からのプロ入りは、1989年D1位でダイエーに入団した同じ左腕の篠田淳以来。富田は母校の期待を背負うとともに、口にした大垣商魂も胸に抱いて厳しい世界に飛び込む。名字の読み方は「とみだ」と濁っても、虎のエースになるという目標は濁さない。「トミー」がD6位から、はい上がる。
■富田 蓮(とみだ・れん) 2001(平成13)年9月6日生まれ、21歳。岐阜・養老町出身。6歳から広幡クラブで野球を始め、養老町立東部中時代は大垣ボーイズでプレー。大垣商高では甲子園出場なし。20年に三菱自動車岡崎に入社。174センチ、78キロ。左投げ左打ち。
■過去の有名トミーあらかると
★中嶋常幸(ゴルフ) 海外では「Tsuneyuki」が発音しづらかったため「トミー」の愛称がつけられた。セントアンドルーズで行われた1978年の全英オープンで、脱出に4打を要した17番のバンカーは「トミーズ・バンカー」と呼ばれている。
★国広富之(俳優) 1979年から82年まで放送されたテレビドラマ「噂の刑事トミーとマツ」で演じた刑事、岡野富夫の愛称。松崎しげるが演じた松山進は「マツ」と呼ばれた。
★川瀬智子(歌手) ロックバンド、the brilliant greenのボーカル。ソロプロジェクトとしてトミー・フェブラリー、トミー・ヘヴンリーの名義でも活動。
★トミー・リー・ジョーンズ(ハリウッド俳優) 1993年に「逃亡者」でアカデミー助演男優賞受賞。サントリーの缶コーヒー「BOSS」のテレビCMでは宇宙人ジョーンズを演じている。
