チロルチョコは22日、定番商品5点の値上げを発表した。値上げは29年ぶりで、SNSに幅広い世代からさまざまな反響が寄せられている。
価格が改定されたのは、チロルチョコのコーヒーヌガー、ミルク、ホワイト&クッキー、ザクチロ、ミルクヌガーの5フレーバー。9月5日から、ミルクヌガーを除く4種類は税込み価格が22円から25円に、サイズの大きなミルクヌガーは40円から45円に値上げとなる。同社は、食品原料・包装資材の価格高騰や物流コストの上昇が理由と説明している。
1962年に誕生した同商品は、当初3つ山タイプ10円でスタート。73年のオイルショック時に原料価格の高騰を受けて20円、30円と値上げした。しかし販売不振となったため、1個ずつに切り分けた現在のスタイルに変更して価格を10円に引き下げ、人気が復活した。93年に、販売上の都合で包装紙にPOSシステム用のバーコードを印刷する必要からサイズを大きくしたのに伴って、現在の価格に引き上げられた。
SNSには幅広い世代から反響が続々と寄せられたが、目立つのは昭和世代の声。93年の価格改定を知らなかったというものが多く、「22円だったことにビックリ」「10円じゃなくなってたんだ」「10円の時代を知ってるから25円はなかなか…と思ってしまう」「チロルって今そんなすんの!?」などのコメントが相次いだ。
昨今、同社と同じ理由で値上げに踏み切る企業は多く、その度にニュースとなって消費者から悲鳴があがっているが、今回も「チロルチョコまで…」「仕方ないんだけど、子供が自分の小遣いで買うようなものまで値上げになるのは切ない」とうなだれるユーザーが散見された。
一方で、「低価格の商品はつらいね」「むしろ29年持ちこたえた努力をたたえるべき」「えー3円も上がるのー…てならないよ。30円でもいいですよ」と理解を示す書き込みも見受けられた。
