昨年、祖父母が応援に駆けつけた試合で計3本塁打。3月27日のヤクルト戦(神宮)でプロ初本塁打をプレゼントすると、祖父母が住む宮城で行われた6月12日の楽天戦(楽天生命パーク)は田中将から一発を放ち、7月17日のオールスター第2戦(同)ではオリックス・宮城からアーチをかけた。もちろん今年も祖父母と虎党を喜ばせる。9年ぶりに甲子園のマウンドに立つマー君を打ち崩せば、チームを一気に押し上げるきっかけになる。
「(田中将は)いやー、もう、大投手です。(昨年の)一回だけじゃわからないので、しっかり映像とか見ながらやっていきたい。(対戦が)楽しみです」
昨季の佐藤輝は、プロ1年目ながら交流戦で打率・296、新人最多6本塁打を放ち、パ・リーグの好投手の投球術にも対応してみせた。今季は交流戦前までの47試合で打率・288、10本塁打はチームトップ。24打点も大山と並んで1位だ。昨季もみせてきた豪快さに加え、安定感も兼ね備えた打撃で主力投手をガンガン打っていく。
交流戦で対戦したい投手を問われ、「佐々木朗希(ロッテ)って言わせたいんでしょ(笑)」と笑わせる佐藤輝の自然体が頼もしい。大学日本代表でともにプレーした日本ハム・伊藤との対決の可能性もあり「楽しみですね。そういう各チームのエース級と対戦できるのは楽しみ」と気合を入れ直した。虎の勝利の中心にいる孫の姿を、おじいちゃんとおばあちゃんに見てもらう。(新里公章)