「『おまえ誰やねん』みたいなこと言われたので、野球知らない子とかは(自分のことを)知らないと思うので、これからッス! 頑張ります」
子供たちへの知名度はまだまだ⁉ だからこそ燃える。「活躍することが一番『見に来たいな』と思ってもらえる」。野球を知らない子供たちを、テルシートに招待し、広くて美しい甲子園に大アーチを架ける。そうすれば、一気に野球のとりこになってくれるはずだ。
「ホームランだったり、一目で分かるような活躍ができたら、子供たちも喜んでくれると思う。僕も西宮で育ったので、西宮の子がタイガースとかプロに入ってほしいなと思います」
この日交流した子供たち、そして、これからテルシートに座る子供たちが、第2の〝サトテル〟として、縦じまのユニホームを着る-。夢のような未来が実現するまで、佐藤輝は西宮のスターであり続ける。(原田遼太郎)
★阪神での選手シート 矢野監督は現役時代、桧山進次郎とチャリティーシートを設置。藤川球児も2007年から12年までに計1800人を甲子園に招待した。久保田智之や関本賢太郎、城島健司らも自身のシートを設置。古くは掛布雅之も子供たちを三塁側の内野席に招待していた。直近では近本が2020年の開幕前に「近本シート」の設置を発表。昨季はコロナ禍で招待できなかったが、今季は地元・淡路島の人々を甲子園主催試合に招待した。
★佐藤蓮らも参加 佐藤輝のほかに佐藤蓮、村上、石井大、高寺も参加。佐藤蓮は「逆に自分たちが元気をもらいました」と子供たちのパワフルな姿に活力をもらった。石井大は「小学生は正直なので『この人、誰?』と。来年しっかり活躍して、知ってもらえるように頑張りたい」と発奮。小学生時代に参加した元阪神・桜井広大氏の野球教室が印象に残っているという村上は「楽しんでもらえてよかった」。高寺は「小学生が明るかったので、つられて自分も楽しくやれた」と振り返った。
★ゲストティーチャー 2018年のタイガースアカデミー開校に伴って始まった小学校体育授業の支援事業。小学2年から4年を対象に過去4年間で30校以上をアカデミーのコーチらが訪問してきた。この日は阪神5選手に加え、阪神タイガースWomenの選手も参加。西宮市の石井登志郎市長も駆けつけ「本物に触れて(子供たちが)興奮している姿を見て、こちらもうれしくなりました」と話した。
