また、CPAP療法と同じで睡眠1時間当たりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数(AHI=無呼吸低呼吸指数)が20以上であること、18歳以上、BMI(体格指数)30未満などが条件になる。
「植込み手術は全身麻酔で、切開部は刺激リードを通す顎下を約3~4センチ、装置本体を植込む鎖骨下を4~5センチ、センサーリードを通す側胸部を約3センチの3カ所です。センサーリードが胸の膨らみで無呼吸を感知すると電気刺激が送られるのです。手術時間は3~4時間、入院期間は前日入院で5泊6日くらいになると思われます」
装置の作動を開始できるのは、手術から1カ月後。外部コントローラーを使って、患者自身が就寝時にスイッチをONにする。副反応には、舌が歯に当たってできる擦過傷(さっかしょう)や電気刺激による違和感・不快感があげられるが、刺激量をコントローラーで調節することで対応できるという。担当医も読み取り機で作動データを確認でき、その後の外来でのケアに役立てる。
「効果は、海外の報告では平均でAHI29・3が6・2(正常5未満)に減少するとされています。この研究は5年間経過を追っているので、少なくても5年は効果の持続が確認されています」
ただし、装置のバッテリーの寿命は約10年で、切れたら本体ごと入れ替える必要がある。 (新井貴)