米国で事実上の亡命生活をおくる盲目の中国人権活動家、陳光誠氏(45)が初来日を果たした。10月31日、東京・赤坂の幸福実現党本部を訪れて釈量子党首と対談し、「(共産党一党独裁の)中国は今後、国民への弾圧がさらに強まる」などと母国の現状を憂えた。
陳氏は幼いころに高熱を出して目が不自由になり、独学で法律を学んだ。「一人っ子政策」で女性に不妊を強制する当局を告発し、投獄された。出所後も自宅軟禁が続いていたが、2012年に北京の米国大使館に保護され、現在は米国で暮らしている。
「一人っ子政策では、3億6000万人以上の赤ん坊が(中絶手術などで)当局に殺された」
陳氏はこう衝撃的な数字を挙げて、中国国内で人権が軽視されてきた実態を告発した。
釈氏は自身の訪中経験に触れ、「現地では想像以上に体制に不満を持つ人々がいることを感じた」と応じた。
その中国のトップに立つ習近平総書記(国家主席)の体制は2期目に入ったばかりだ。
陳氏は「中国では(国民に)選挙権がない。政府はますます弾圧を強め、国民の自由は失われていくだろう。共産党の一党支配が続く限り、ほかの誰がトップになっても同じ独裁が続くことになるはずだ」と語った。
釈氏は「日本人も中国国内の人権問題に、もっと関心を持つべきだ」と隣国の惨状を受け止めていた。
陳氏は今月7日に日本を離れるまで、各地で講演活動を行うという。
