藤井聡太七段

人間対人間 強さ超えた崇高 作家、磯崎憲一郎 ヒューリック杯棋聖戦第3局観戦記

 「タイトル保持者が平手でコンピュータソフトに負けたら、『将棋って人間よりコンピュータが強いらしいよ』ということになります。プロとしてはこうは言われたくありません。棋士そのものの価値まで疑われてしまう可能性すらあるからです」。二〇〇六年の秋に、当時最強の将棋プログラム、ボナンザと対戦することが決まった際の心境を、渡辺明棋聖は自著『頭脳勝負』の中でこう記しているのだが、じっさいその頃の将棋界では、AI(人工知能)が強くなってプロの棋士でも歯が立たなくなってしまったら、人間同士の対局になど誰も興味を抱かなくなってしまうのではないかという、憂慮の声がしばしば聞かれたらしい。[続きを読む]

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