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香港の民主活動家、周庭氏の逮捕にネット震撼「日本アニメ好きのオチャメな子なのに…」「ひどい仕打ちだ」

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香港で産経新聞などの取材に答える周庭さん=2019年11月25日、香港(三塚聖平撮影) 1/1枚  香港警察が10日夜、2014年の香港民主化運動「雨傘運動」のリーダーだった周庭(アグネス・チョウ)氏(23)を香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕したとの報道は、日本のネットユーザーを震撼(しんかん)させ、「もう、香港に自由はありません」「ひどい仕打ちだ」「なんてこった…」と一斉に反応した。アニメなどを通じ独学で日本語を学んだ周氏は、日本で講演活動を行うなど国内でも知られた存在だっただけに、「マジか!」「日本のアニメのことを語る時のアグネスさんのうれしそうな声に元気と安心をもらえた。周庭さんの自由をかえして!」などと多くの人が悲嘆に暮れている。

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 「民主化を求め、活動することが罪なのか。あらためて香港国家安全維持法の恐ろしさと愚かさに身震いしています」。「五体不満足」の著書で知られる作家の乙武洋匡氏は10日夜、こうツイート。これに対し「情報拡散ありがとうございます」「自由の為に戦った女性が逮捕される異常さ」「生きてる間にここまで深刻な人権侵害を目の当たりにするとは」と多くの人が共鳴している。

 2014年の香港民主化運動「雨傘運動」で学生団体「学民思潮」の幹部を務め、「学民の女神」と呼ばれた周氏は9日、SNSを通じて「自宅前に男ら3、4人が立っている」と指摘し、朝から夜まで監視されているようだと警戒していた。ネット上では「そうなる前に国外に逃げて欲しかった。監視がきつくて難しいだろうけど」といった声や、「『周庭氏が亡命すればいいのに』というコメントがよくつくけど、そもそも出国禁止だし、常時監視されてると思うので、大使館まで行くのは不可能だと思います…」といった投稿が相次いだ。

 周氏は日本のアニメやアイドルグループのファンで、日本語も独学で勉強した。ユーチューバーとしても香港の問題などさまざまな情報を発信。日本で講演活動などを積極的に行い香港の民主化運動への支援を訴えてきた。それだけに、「本当は日本の漫画やアニメが好きなオチャメな子なのに」「日本のアニメが好きな普通の女の子が後ろ手に縛られ護送車に乗せられていく。自由と民主主義を望むのは当たり前のことなのに。娘と年齢の変わらない周庭さんの逮捕の様子を見て胸がえぐられそうです」といった悲痛な叫びを吐露する人も。多くの人が「彼女が日本語で、TVやラジオでまた話すのを待っています」「重い罪になりませんよーに」と願っているようだ。

 周氏逮捕の前には外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えたなどとして、香港紙、蘋果(ひんか)日報の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏(71)や同紙社長ら少なくとも9人が同法違反などの容疑で逮捕された。ネット上では「民主主義が破壊されていく」「もう、香港に自由はありません。只々監視社会があるだけです」などと中国・香港政府に反発する声が目立つ。

 一方で、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に抗議するデモ活動では、一部の参加者が放火や政府を支持する商店の破壊など抵抗を過激化させた経緯もあることから、中には「民主化を求めるのは罪ではないが 集めた聴衆が結果暴徒化したのは罪に成るのかどうか?」「別に民主化が絶対正義ではないですからね。イデオロギーにおける正義は相対的なものですから」と冷静に受け止める人もいた。

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