記事詳細

韓国の技術では手に負えないデリケートな潜水艦 「大西洋の狼」まさかの“開店休業”状態

更新

ドイツの四号戦車G型(2005年5月、米メリーランド州、岡田敏彦撮影) 1/6枚 【軍事ワールド】 ドイツ海軍の潜水艦(Uボート)6隻全てが運用不能になっていたことがこのほど明らかになった。背景にあるのは予算不足による予備部品の不足。ほぼ同型の潜水艦を使っている韓国海軍の潜水艦はより大規模に欠陥や故障が多発しており、解決策は見えていない。(岡田敏彦)

<< 下に続く >>

【軍事ワールド】

 ドイツ海軍の潜水艦(Uボート)6隻全てが運用不能になっていたことがこのほど明らかになった。背景にあるのは予算不足による予備部品の不足。ほぼ同型の潜水艦を使っている韓国海軍の潜水艦はより大規模に欠陥や故障が多発しており、解決策は見えていない。(岡田敏彦)

 最後の1隻が…

 軍事専門サイト「ディフェンス・ニュース」などによると、ドイツ海軍のU-35潜水艦が10月15日、ノルウェー沖を航行中に潜行しようとしたところ、後部のX字型の操舵翼の1枚が故障し、修理のため造船所戻りを余儀なくされた。

 U-35はスウェーデン南東部とデンマークの間にあるスカゲラク海峡での演習に参加する予定だった。

 問題はこのU-35が、ドイツ海軍で唯一まともに動けた潜水艦だったことだ。

 残る5隻の状況は、U-31はドッグで定期検査修理中。U-33とU-36は来春までの予定で修理中で、U-32とU-34は故障し整備が必要なものの、入れるドックがなく、ドックの空き待ちという状態だ。ただ1隻、稼働状態で残っていたU-35が故障したことで、ドイツ潜水艦隊は“沈黙”するはめに。

 ディフェンス・ニュースによると、ドイツ海軍のスポークスマンのヨハネス・ダムレセ氏は「予算削減の圧力でスペアパーツの調達に問題がある」と指摘。「冷戦中はそうした予備部品の確保を重視していたのだが」と述べているという。

写真一覧

  • 韓国海軍の「孫元一」(ソン・ウォニル)級潜水艦(韓国海軍HPより)
  • Fw190の空冷エンジン。当時のドイツでは比較的デリケートな液冷エンジンが主流だったが、Fw190は空冷大馬力エンジンを採用し成功作となった(2002年10月、ドイツ・コブレンツ、岡田敏彦撮影)
  • Fw190の空冷エンジン。当時のドイツでは比較的デリケートな液冷エンジンが主流だったが、Fw190は空冷大馬力エンジンを採用し成功作となった(2002年10月、英ロンドン、岡田敏彦撮影)
  • 四号戦車のサスペンション。自重を支えるのは板バネ式の旧式ながら質実剛健なサスペンションで、新型のトーションバー式とともに終戦まで用いられた(2005年5月、米メリーランド州、岡田敏彦撮影)
  • ドイツ海軍のU-ボート(212級)の1隻、U-33(ドイツ海軍HPより)

注目ニュース

    アクセスランキング

    iza! ソーシャルメディア公式アカウント

    • twitter
    • facebook
    • google+
    • iza!を読む