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阪神・チェン、カーブ多投 中日時代からイメチェン虎デビュー

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サンケイスポーツ

先発の阪神・チェン=沖縄県浦添市(撮影・今野顕) 1/2枚  (練習試合、阪神4-3ヤクルト、28日、沖縄・浦添)今季から阪神に加入したチェン・ウェイン投手(35)=前ロッテ=が先発で実戦初登板。2回3安打1失点と上々のスタートを切った。緩く大きなカーブも多投するなどニュー・チェンへのイメチェンも披露!? 円熟味を増した日米通算95勝を誇る左腕に、矢野燿大監督(52)もうなった。

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◆実戦初登板2回3安打1失点

 しなやかで強い、世界で戦ってきた左腕から、見慣れぬ軌道を何度も放った。何度も虎を苦しめた、あの強い真っすぐだけじゃない。新たな投球術を、いきなり見せた。虎入り後初の実戦で、チェンが緩やかな弧を描くカーブを多投した。

 「ずっとカーブは使いたいと思っていた。ただ、シーズンに入ると使える場面が限られてくるというのがあったので。こういう機会でカーブを使っていきたい」

 新型コロナウイルスの影響で、1月14日の日本入国から2週間の自宅待機となった。今キャンプには初日から参加。じっくりと調整し、この沖縄での最後の実戦マウンドに登った。そして、新しい自分の姿を見せた。

 一回先頭の塩見の2球目を皮切りに、110キロ台の大きなカーブを多投したのだ。塩見を空振り三振、坂口は中飛に斬っると、その直後に山田に左越えソロを浴びた。だが、続く二回はさらにカーブを増やし、三者凡退で下位打線を退けた。先頭だった広岡には初球から111キロのカーブ。西田には2、3球目に連続でカーブ。9番・中山は1、2球目に続けてカーブ。カーブ計6球で、ファウル1、見逃しストライク2、空振り1、ボール2と、アクセントを効かせた。

◆矢野監督「投球術上がっている」

 2004年からの5年間で36勝を挙げた中日時代は、とにかくチェンといえば強い真っすぐだった。09年に最優秀防御率を獲得し、10、11年にはローテの柱としてリーグ連覇に貢献。虎も散々苦しめられた相手だけに、矢野監督もチェンの“イメチェン”には「コントロールとか変化球とか、投球術とか、そういうレベルはやっぱり上がっているところは見えた」と目を見張った。

 最速は143キロにとどまったが、チェン自身も「(開幕までに)一番はスピードを上げていきたいなと思います」と意気込む。円熟味に加えて、本来の強さまで出てくれば、あの大きなカーブはさらに、相手にとって目ざわりなものとなる。(長友孝輔)

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  • 1回、ヤクルト・山田に本塁打を浴びる阪神・チェン=ANAボールパーク浦添(撮影・宮沢宗士郎)

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