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巨人・菅野、新投法手応え初実戦2回0封 プレート踏む位置を一塁側に

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サンケイスポーツ

上々のスタートを切った菅野。プロ9年目にしてなお進化を求める (撮影・松永渉平) 1/1枚  (練習試合、巨人5-1広島、27日、那覇)巨人・菅野智之投手(31)が27日、広島との練習試合(那覇)で今季の対外試合初登板に臨み、2回を2安打無失点にまとめた。今キャンプでは、プレートの踏む位置を中央から一塁寄りに変えており、この“新スタイル”に手応え。3月26日のDeNA戦(東京ドーム)で、上原浩治に並んで球団最多となる7度目の開幕投手を務めることが有力なエースは、上々の第一歩を踏み出した。

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 たかが61センチ、されど61センチ。プレートの感触を一球一球確かめ、腕を振った。今季の実戦初登板を終えた菅野は「順調だと思う。まずは元気に投げることができてよかった」と納得の表情を浮かべた。

 昨年6月19日の開幕戦以来となる同学年の小林との“スガコバ”バッテリーで臨んだ試合。一回、いきなり先頭の田中への初球で最速の150キロを計測した。走者を出しながら2回2安打無失点、3奪三振。一定の結果を初戦から出した。

 “新スタイル”を披露した。今キャンプからプレートの踏む位置を一塁寄りに変更。三塁側や真ん中を踏んだときに比べ、左打者の外角に逃げるようなツーシーム、右打者の内角に食い込むボールなど攻め方の幅が広がる効果がある。

 それが表れたのが一回2死一、二塁の場面。マイナー通算151本塁打の新外国人・クロン(前ダイヤモンドバックス)に対し、1ボール1ストライクから149キロのツーシームで空振りを奪った。やや真ん中に入ったが食い込むような角度の球となり、右腕は「少し伸びるような球筋になるときもあるし、いいと思う」とうなずいた。

 球界屈指の投手でありながら変化を恐れず、進化を追い求める。「今年9年目になるので、打者の目線も慣れてきている。変化を加えないといけない」と意識が高い。このオフにポスティングでの米大リーグ移籍を検討した影響で、まだ調整は序盤。2イニングで降板したが「(変化球の)回転効率が上がっている。打者の反応はいい」と手応えをつかんだ。

 降板後は桑田投手チーフコーチ補佐と意見交換し「カーブがいいね」と褒められたという。スライダーに続く新たな武器として同コーチが現役時代に得意としたカーブで助言をもらっており、ここでも好感触を得た。

 原監督は「新しいことにまた取り組んでいるのは投球の中で見えた」と貪欲な姿勢を評価。3月26日のDeNAとの開幕戦での先発について「この1、2日で考えます」としたが、表情には不動の信頼が表れていた。4年連続7度目の大役へ、視界は良好だ。(樋口航)

★投球プレート

 野球規則によると、投球プレート(投手板)は横24インチ(61センチ)、縦6インチ(15.2センチ)で、マウンドに埋め込まれている白色のゴム製板。投球プレートの前縁はマウンドの中心から18インチ(45.7センチ)後方に置き、本塁(五角形の先端)までの距離は60フィート6インチ(18.44メートル)と定められている。

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