記事詳細

ヤクルト・奥川のエース道、高津監督×古田臨時コーチが叩き込む!2年目で初1軍キャンプ決定

更新
サンケイスポーツ

自主トレ中の今月17日に会話する奥川(右)と高津監督。2年目で初のキャンプ1軍スタートが正式決定した 1/2枚  ヤクルトは21日、東京・北青山の球団事務所で1、2軍合同のスタッフ会議を開き、奥川恭伸投手(19)の2年目で初の1軍キャンプスタートが正式決定した。高津臣吾監督(52)は成長過程ということもあり、状態を見ながら個別メニューを組んで調整させることを明言。臨時コーチを務める球団OBの古田敦也氏(55)とタッグを組んで、未来のエースに英才教育を施す。

<< 下に続く >>

 胸が躍る球春到来だ。高卒2年目、奥川の1軍キャンプが正式決定した。高津監督は19歳の成長に大きな期待を込めた。

 「彼がどれだけ成長して、グラウンドに立ってくれるかというのはすごく楽しみにしている。いろいろなことが学べると思う。技術的なこと以外で経験させてあげたい」

 右肘に軽度の炎症を抱えていた昨春は2軍スタート。ファームでじっくりと体を鍛え、シーズン最終戦となる11月10日の広島戦(神宮)でプロデビューを果たした。三回途中5失点で初黒星は喫したが、1軍のマウンドを踏んだ経験を財産に新シーズンに挑む。

 成長スピードを加速させてくれる助っ人の存在も大きい。球団OBで、監督も務めた古田氏が臨時コーチとして沖縄・浦添キャンプに参加する。正捕手として1990年代からの黄金時代を支え、不動の守護神だった高津監督とバッテリーを組んだ。川崎、伊藤智、石井一ら強力な先発陣を引っ張ってきた大先輩から、アドバイスをもらえる絶好のチャンスだ。

 「高津&古田」の英才教育に加え、大きく成長させるための“特別メニュー”も組む。指揮官は「別メニューではないですが、スローイングメニューをキャンプ前に全部決めて入っていく形にします」と説明した。

 本人は初日からブルペン入りする意気込みだが、「みんなと同じようにバンバン投げるわけではない。中何日とか球数何球とか、他の投手とはちょっと違う」。育成メニューを考慮した上で、じっくりと知識と技術を蓄えさせる。

 指揮官は前日20日、現役時代の自身について「一度つかんだ抑えのポジションを他人に渡したくなかった。ポジションはつかみ取るものだし、つかんだら絶対離さないもの」と回顧。2年連続最下位からの巻き返しへ、「もっと活発に、激しくやってほしい。目の色を変えて」とチーム内の競争を強く求めた。

 この日の会議でも「いい選手が残っていくのがこの世界だと思っている。全員で競争して、全員で少ない枠を取りにいってほしい」と声高に訴えた。だが、背番号11には「スワローズのエースはもちろん、日本を代表するエースにさせていかないといけない」と特別な思いがある。

 奥川にとっても先発ローテ入りへ、重要な1カ月だ。「とにかく活躍したい。1軍の舞台でどんどん投げたい」と語っている。最速154キロ右腕が黄金時代のDNAを受け継ぎ、新たな歴史を刻む。(赤尾裕希)

★奥川の昨春キャンプVTR

 新人合同自主トレ中の1月16日、右肘に軽度の炎症が見られることを球団が発表。2軍キャンプ(宮崎・西都市)スタートが決定した。キャンプ序盤はノースロー調整で、2月6日にキャッチボールを再開。次第に強度を上げ、22日にプロ入り後初となるブルペン入り。片膝立ちのブルペン捕手を相手に22球を投じた。24日にも30球を投げ、順調な回復ぶりをアピールした。

★村上も1軍

 1月に自主トレーニング先の宮崎県内で新型コロナウイルスへの感染が確認された村上も1軍スタートが決まった。既に退院しており、濃厚接触者に判定され隔離生活を送った青木らとともに1軍で別メニュー調整となる。チームの初実戦は2月11日の練習試合(対中日、北谷)だが出場しない予定。高津監督は「一日でも早く全部を消化できる状態に持っていってほしい。ただ、絶対無理をさせるつもりはありません」と説明した。感染防止のために、宮崎・西都市での2軍キャンプとの入れ替えはなるべく行わない方針。

写真一覧

  • 2003年に通算270セーブを達成した高津監督(右)と古田氏のコンビ。2人が奥川に英才教育を施す

ピックアップ

    注目ニュース

      アクセスランキング

      iza! ソーシャルメディア公式アカウント

      • twitter
      • facebook
      • iza!を読む
      ×