現役最年長、華吹が50歳勝ち越し 昭和の土俵知る男、はたき込み4勝利/初場所
更新
1/2枚
大相撲初場所12日目(21日、両国国技館)現役最年長の50歳、東序ノ口9枚目の華吹(はなかぜ)=立浪=が、西序ノ口11枚目の桜(34)をはたき込んで4勝目を挙げた。昨年5月に50歳となってから、初の勝ち越しを決めた。
<< 下に続く >>
“番付社会”のため、普段から報道陣の問いかけにも対応を控える“昭和の男”。昭和45(1970)年生まれで、同61年春場所に初土俵。平成15年九州場所で自己最高位となる東三段目18枚目まで番付を上げた。昨年の7月場所で明治38年5月の鬼ケ谷才治以来、115年ぶりに現役として50歳を迎えた。
高齢力士としては、嘉永5(1852)年生まれの大綱銀之介が若者頭を兼任しながら満57歳で引退、生年に諸説ある若木野金介は明治42年6月の数え55歳まで土俵を務めたとする文献がある。