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朝乃山、かど番脱出!トップと1勝差、V追い風「千秋楽まで集中」/初場所

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サンケイスポーツ

朝乃山(奥)ははたき込みで隆の勝を下し、勝ち越し。かど番を脱出した(撮影・福島範和) 1/1枚  大相撲初場所11日目(20日、両国国技館)昨年の11月場所を右肩の負傷で途中休場した大関朝乃山(26)は、関脇隆の勝(26)をはたき込んで8勝目。勝ち越して、かど番を脱出した。大関正代(29)は取り直しの一番で平幕隠岐の海(35)に勇み足があり、行司差し違えで9勝目を挙げた。平幕大栄翔(27)が阿武咲(24)に突き落とされ、正代と大栄翔が2敗でトップに並んだ。1差で朝乃山と平幕明生(25)が追う。

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 出場する力士の中で番付最高位の大関にとって、責務でも目標でもない。大関朝乃山が8勝目を挙げて勝ち越し。自身初の休場明け、かど番を脱出した。

 「脱出といってもこれで相撲が終わるわけじゃない。千秋楽まで気を引き締めて集中してやる」と表情を崩さなかった。

 右の相四つ。立ち合って互いに右を差す。大関が先に左上手に手を掛けたが、すぐに切られた。隆の勝が四つを振りほどき突き落としを見せたが、踏みとどまってはたき込んだ。「上体が高くて足の運びが悪かったけど、踏ん張れた」と体の反応に手応えを感じている。1敗の平幕大栄翔に土がつき、3敗の朝乃山との差がまた1つ、縮まった。

 朝乃山の母・石橋佳美さん(58)は富山・氷見市出身。氷見市といえばブリのブランド「ひみ寒ぶり」が全国的にも有名だ。朝乃山は「刺し身やシャブシャブもいいが、ブリの塩焼きが大好物」。年末年始は故郷の富山県の知人や後援者から贈られたブリ料理に舌鼓を打った。6キロ以上を出荷基準として以降、「ひみ寒ぶり」の漁獲数は昨年、豊漁の目安とされる3万匹を7季ぶりに超え、景気も上がる。

 北陸地方では初冬から1月にかけて気温が下がり、海が荒れて積乱雲が大量に発生した日に雷が鳴る。ブリの漁期と重なるため「鰤(ブリ)起こし」と呼ばれ、落雷のエネルギーは夏の雷に比べて100倍以上とされる。大関も「自分の相撲を取り切れば結果はついてくる」。その爆発力にあやかる。

 平成28年春場所で初土俵を踏んで以降、初場所を5場所経験したが、負け越した場所は一度もない。「新年一発目の場所。いい成績を残していい一年にしたい」。ブリの漁期は、俺の季節だ。(奥村展也)

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