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巨人・梶谷「1番は打ちたい」2番・坂本と日本一奪回オーダー

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サンケイスポーツ

自主トレを行った梶谷。キャンプインが近づいてきた(球団提供) 1/2枚  不動の切り込み隊長になる!! DeNAからフリーエージェント(FA)で加入した巨人・梶谷隆幸外野手(32)が20日、自主トレーニング先の神奈川県内でオンライン取材に応じ、1番打者定着を誓った。原辰徳監督(62)も期待するリードオフマンの役目を「勝ち取りたい」と気合十分。同学年の坂本勇人内野手(32)との最強1、2番コンビ結成の夢も膨らむ。

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 迷いなく答えた。期待された役割をつかみ取ることが最初の使命-。梶谷は、新天地でもリードオフマンの座を奪い取る覚悟を明かした。

 「もちろん1番は打ちたい。そこを勝ち取りたいのが一番(の目標)。(打率)3割を続けたい。3割+1割の出塁率は目指したい」

 昨季、DeNAの1番としてリーグ2位の打率・323(出塁率・387)をマーク。昨年12月の入団会見では原監督が早々に「理想では1番・梶谷、2番・坂本、3番・丸、4番・岡本」と今季のプランを披露した。俊足巧打の新戦力は、チームが長年固定できていないトップバッターに持ってこいの人材だ。

 2014年は盗塁王、昨季も14盗塁のスピードに加え、19本塁打のパワーも兼ね備える。2番起用が見込まれる坂本と組めば、相手にとって脅威の1、2番コンビとなる。同じ「88年世代」で高卒プロ入りと共通点の多い巨人の主将への思いも明かした。

 「勇人はずっと同じ時期を同じプロ野球で過ごしてきた。同じ空間で野球をやりたかったの(気持ち)も強かった。打撃に関してもいろいろ聞きたい。僕がレギュラーを勝ち取って、彼と打線を引っ張っていければ」

 坂本に続く打線は岡本、丸に加え、今オフにメジャー通算196本塁打のジャスティン・スモーク内野手(34)=前ジャイアンツ、同96本のエリック・テームズ外野手(34)=前ナショナルズ=の大砲助っ人が加入。リーグ屈指の強力上位打線につなぐ1番の役目は重要だ。

 目標の「1番」ゲットへ、オフの強化にも力が入る。テーマは体幹の強化。「小さい筋肉を重点的に鍛えたい。一番のメインは腹筋。(ウエートトレで)大きいのをガツガツ上げるというよりは、自分の体重を扱えるのを一番のメインにしている」。この日も単身で神奈川県内のグラウンドで30分間の体幹トレやランニングを中心に、打撃練習などでみっちり体を動かした。

 2月1日からの春季キャンプはベテランや外国人選手で構成された「S班」に入り、東京ドームでスタート。坂本、丸らも組み込まれており、本格的な交流が始まる。

 「楽しみの方が断然大きくて、新入社員の気持ち。ほとんど知らない人たちばかりで、知らない野球を吸収できるのではないか。成績を残して、首脳陣の方はもちろん、周りの選手からも信用を勝ち取れるようにしていきたい」

 勝負の今季へ胸をふくらませた。シーズン開幕戦は3月26日の古巣・DeNA戦(東京ドーム)。2021年の巨人の攻撃を「1番・梶谷」で始めるため、猛アピールする。(谷川直之)

★古巣対決楽しみ

 梶谷は開幕戦でも当たる古巣・DeNAとの対戦も楽しみにしている。対決したい相手には「仲が良かった分、思い入れがある」と年齢の近い平田、武藤、三嶋を挙げた。中でも昨年トミー・ジョン手術(靱帯再建手術)を受けた田中健には「特に一番、彼との対戦を望んでいる。(田中健が)復活して同じ舞台でやりたいという強い思いがある」と熱弁した。

★昨日の敵は今日の友

 今オフにメジャー移籍せずに残留した菅野について梶谷は「巨人に必要な投手。個人的には、僕はチームを変わって彼と対戦しなくなるのはうれしいな、と。いつも(打)率を下げていたので」と喜んだ。長年対戦してきた思い出を蘇らせ「いろんな策を練ってやってきたけど、それでも打てない。それ以上に超えてくる彼の技術は素晴らしい」と絶賛した。

◆巨人・主な1番打者アラカルト

 ★柴田勲 セ歴代最多となる通算579盗塁の韋駄天。長打力も備え、1960-70年代に活躍。67年には70盗塁を記録するなど、盗塁王に6度輝いた。赤い手袋がトレードマーク。

 ★高田繁 走攻守三拍子そろい、内外野両方でプレー。68-70、72年は柴田を抑えてチームトップの先発1番出場。71年には38盗塁でタイトルを獲得した。

 ★松本匡史 着用していた青手袋から「青い稲妻」の異名。83年に76盗塁で、セのシーズン最多記録を達成。87年の引退まで、リードオフマンとして支えた。

 ★仁志敏久 好打と堅守の内野手。日本生命からプロ入りし、1年目の96年から2005年まで主に務めた。04年に28本塁打を放つなどパンチ力もあった。

 ★高橋由伸 天性の打撃技術を持つスラッガー。シーズン通してでは07年のみだが、同年の35本塁打中、9本が初回先頭打者弾でプロ野球シーズン最多記録を樹立した。

■梶谷 隆幸(かじたに・たかゆき)

 1988(昭和63)年8月28日生まれ、32歳。島根県出身。開星高3年夏に甲子園出場。2007年高校生ドラフト3巡目で横浜(現DeNA)入団。12年から1軍定着。13年から5年連続2桁本塁打。14年に39盗塁で盗塁王。昨年9月に42安打でDeNAの月間最多安打記録を更新。180センチ、88キロ。右投げ左打ち。既婚。4年総額8億円。背番号13。

写真一覧

  • 昨年12月14日の入団会見での梶谷。原監督(左)の期待に応える決意を改めて示した

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