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コロナ禍に揺れる東京五輪と運命共同体のプロ野球 パリ五輪では落選…「野球界初めての金メダル獲得を!」悲願達成へ成り行き見守る

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夕刊フジ

五輪マークのモニュメント 1/1枚 【江尻良文の快説・怪説】

 拡大するばかりのコロナ禍に直撃され、いまだに開催を巡り大揺れの東京五輪。関係者、世論も「開催は無理」「予定通りに開催」で真っ二つだ。

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 プロ野球界も対岸の火事ではない。まさに運命共同体で、事態の成り行きを息をひそめて見守っている。昨季も開幕が二転三転したのをはじめ、無観客、最大5000人、収容人員の半分までetc。散々コロナ禍に振り回され続けた。

 「野球界初めての金メダル獲得を!」は、日本代表選手を送り出すプロ野球界の悲願だ。野球競技は、2024年パリ五輪の正式種目にならないことが決まっており、28年以降、再び実施されるかは未定である。

 ソフトバンク・王球団会長も東京五輪の金メダル獲得に大号令。「プロ、アマ問わずに野球界全体のために」と珍しくげきを飛ばしている。自チームの投打の主役コンビ、エース・千賀、主砲・柳田が日本代表の核にもなるだけに全面支援は当然だろう。

 2年連続してソフトバンクに日本シリーズで4連敗という史上初の屈辱を味った巨人も同様だ。金メダル獲得には、メジャー行きを断念し、残留したエース・菅野の獅子奮迅の活躍が必要不可欠となる。

 巨人はポスティングでのメジャー行きを公認したが、菅野はメジャー球団側の出した条件に納得せずに残留した。巨人が提示したプロ野球界史上最高額の推定年俸8億円で契約している。

 菅野も破格の年俸に見合う活躍で巨人の誠意に応えたいところ。となれば、9年ぶりの日本一獲得となるが、東京五輪はその前の大仕事となる。野球で初の金メダルを獲得した日本代表のエースという称号を奪取してこそ、巨人の期待に応えたといえるだろう。

 逆にもしも、金メダル獲得に失敗したら、その戦犯にされかねない危険性すらある。期待が大きければ大きいほど、その反動も大きくなるのは世の常だ。

(江尻 良文)

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