夕刊フジコラムニストの豪華共演で送る集中連載“ふたり言”の第3回。今季の阪神はとにかく先発投手の層が厚い! 元エースの藪恵壹さん(52)は、昨季復活の兆しを見せた藤浪晋太郎投手(26)でさえ、ローテの当落線上だとみています。
遠藤「今年やっぱり気になるのが藤浪投手。技術的に何か変わったこととか、あったりするんですか?」
藪「いや、去年の春季キャンプで山本昌さんが臨時コーチで来て、手首の話とかしたんですが、ほとんど変わってないんですよ。同じ感じですよね、(手首が)倒れてるのは倒れてるので。でも気持ちはずいぶん変わりましたから。顔もすっきりしてますし、もう大丈夫だと思いますけどね」
遠藤「去年は中継ぎで顔つきも変わってきて、『野球をすごく楽しんでやってるな』って。ベンチでの顔つきも変わっていて。『これ!』と思ったんですよ。『藤浪はこの顔、この顔!』って」
藪「一時の不安げな表情からはだいぶ脱しましたよね」
遠藤「そこでいくと、今年は先発ローテーションに入ってもらわないといけないピッチャーですよね」
藪「そうなんですけど、今年のローテーションはかなり競争は厳しいですよ。西(勇)がいるでしょ、秋山が来ますよね。で高橋遥人。この3人は決定だと思います」
遠藤「秋山、頑張ってもらいたいですよね。遥人もいいですねえ。あと、青柳君とかもいますけど」
藪「青柳、藤浪。それでチェン君(前ロッテ)が来ますよね、今度外国人で。あとアルカンタラ。いい投手ですよ。斗山ベアーズ(韓国)で去年31試合に先発して20勝2敗。真っ直ぐも平均152キロくらい出てますね。それにスライダーとフォーク。新外国人2枚も来て、先発が7人いますから」
遠藤「あれ? 今年100勝するんじゃないですか?」
藪「ハハハ。200試合でですか?」
遠藤「いやいやいや、それじゃ(勝率)5割じゃないですか! 143試合だったとしても負ける気がしないですね」
藪「あとはね、阪神の問題はキャッチャーですよ」
遠藤「キャッチャーはもう、梅ちゃん(梅野)が完全に独り立ちしたんじゃ…」
藪「いやいやいやいや…」
遠藤「いやいやいや、ですかあ?!」