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正代、遠藤に土俵際逆転勝ち かど番脱出「解放された」

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産経新聞

【大相撲一月場所(初場所)十日目】〇正代(つきおとし)遠藤●=両国国技館(加藤圭祐撮影) 1/1枚  大相撲の大関正代は19日、遠藤を突き落として勝ち越し、かど番を脱出した。

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 正代は十中八九落とした相撲を逆転で拾った。苦笑いを浮かべ、恥ずかしそうに小走りで花道を引き揚げた。「勝った8番の中で一番余裕がなかったかも」。何はともあれ、目標のかど番脱出に成功。大関昇進後、初めて給金を直した。

 遠藤の鋭い当たりで上体が起き、その後は終始相手のペース。寄られた土俵際で左から強引にすくい投げを打つも決まらない。最後は寄り倒されそうになりながら、驚異の粘り腰で右から突き落とし。物言いがつく際どい相撲を制した。

 新大関として迎えた昨年11月場所で、左足首を痛めて途中休場。今場所前の調整も順調だったわけでない。昨年12月の合同稽古への参加は見送り、部屋で独自に汗を流した。痛みは消えたものの、再発への懸念は尽きない。

 不安を抱えながらの船出だっただけに、勝ち越しの味はこれまでと違う。「うれしいというより、ほっとしたというか。(かど番で)息苦しいところがあった。解放されたような感じ」と胸をなで下ろした。

 この日から大関貴景勝が休場し、看板力士としての重責は大きくなった。1敗でトップに立つ平幕の大栄翔を1差で追う展開で、簡単に引き離されるわけにはいかない。

 かど番大関の優勝は、現行制度になった昭和44年名古屋場所以降で8例しかない。「とりあえず残り全部勝つように。また集中し直して頑張っていきたい」。一山越えて、気分よく終盤戦に向かう。(浜田慎太郎)

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