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王会長の発言の真意は? ソフトバンクは「メジャー行くなら海外FA」だが菅野の巨人残留に「残念。行かせてやりたかった」

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夕刊フジ

巨人・菅野(左)と王貞治氏=2014年11月撮影 1/1枚 【江尻良文の快説・怪説】

 17日、TBSテレビ系列で放送された、サンデーモーニングの週刊ご意見番。張本勲氏は、キャンプ前に突然発表された巨人・桑田真澄チーフ投手コーチ補佐に言及した。

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 「キャンプでの投げ込みとか、必要なこれまでの指導方法もある」。過去にとらわれない新しい指導方法を表明している桑田コーチ補佐に対し、チクリとクギを刺した。張本氏にしてはやわらかな忠告に終わった。

 一方、謎を深めているのが1週間前のこのコーナーで、メジャー行きを断念した巨人・菅野に関して、ソフトバンク・王球団会長が口にした発言だ。

 「菅野本人は行きたがっていたし、残念だ。行かせてやりたかった」

 張本氏が、「日本一にもなっていないし、巨人残留はアッパレ!」と絶賛したのとは真逆の王発言だった。

 君子は豹変するというが、ソフトバンクには「メジャーへ行くのなら、選手の権利である海外FAで」という、王球団会長の揺るがない基本方針がある。

 巨人もソフトバンク同様にポスティングを認めない球団方針を貫いてきたが、今回は大黒柱の菅野に対し、「本人が希望するなら」と公認した。結果的に、メジャー球団からの条件が菅野の希望に沿わず、破談になった。

 これに対し、王球団会長が「今季の菅野は最高の成績を残したし、メジャーへ行くならチャンスだった」と語るのは、もう一つピンとこない。王ドクトリンはどこへ行ったのか。

 巨人がポスティングシステムを公認したから、ソフトバンクも追従するとも考えられない。王球団会長が、野球人生に関する独自の哲学を簡単に変えるとは思えないからだ。

 大先輩のV9巨人時代の担当記者からこう生々しい話を聞かされたことがある。

 現役時代の晩年に、V9川上監督から「一本足打法はどうしてもブレが大きくなる。二本足に戻してはどうか」と打診されたが、王はキッパリと拒否したそうだ。

 「二本足に戻してダメだったら、どうするんだ。川上さんが責任を取れるワケじゃないだろう」と血相を変え、怒りを爆発させたという。

 荒川博コーチとのマンツーマンで独自に生み出した世界の王の代名詞、一本足打法。現役時代に“打撃の神様”と言われたV9監督でも口を挟ませなかった。

 そんな独自の野球人生を貫いている王会長。菅野に関する発言の真意はどこにあるのか。(江尻 良文)

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