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川崎J1新11連勝のウラに下位クラブの「ありえない無策」 コロナで「J2降格なし」裏目

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産経新聞

3点目をアシストした中村(左)も強さに胸を張った 1/1枚  J1川崎の11連勝のウラには下位クラブの惨状がある。

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 首位独走の川崎は18日、ホームで名古屋に3-0で完勝した。11連勝は同一シーズン最多連勝(延長戦を除く)。先発したMF中村憲剛(39)は「僕が所属している時期で一番強い」と胸を張った。

 J1で年をまたぐ最多連勝は14。延長戦を含む場合は16だ。ともに鹿島が達成した。「今のメンバーなら歴史をつくらなきゃいけない」と鹿島OBでもある川崎・鬼木達監督(46)と意欲的だ。

 快進撃ではあるのだが、今季はむしろ川崎以外のクラブがいただけない。特に15位以下のクラブはプロ失格だ。7億円の赤字を明かした17位の仙台は、浦和に0-6で惨敗。これで13戦勝ちなしだ。

 16位の清水もひどい。シーズン前にプロ野球ロッテを再建した山室晋也氏(59)が新社長に就任。話題を集めたが、こちらもすでに3度の5連敗を喫している。

 最下位18位が定位置の湘南は、J1レベルに引き上げた●(=恵の心を日に)貴裁(チョウ・キジェ)前監督(51)が昨年8月にパワハラ問題で交代。以後、牙をぬかれた状態で負け癖から抜け出せない。

 20億円の巨額赤字を出した上に、新型コロナウイルスでクラスターとなった15位の鳥栖も成績はふるわない。

 今季のJリーグは新型コロナウイルスの影響から「J2降格なし」の特別ルールを作ったが、これが完全に裏目に出た。成績不振でも残留できるため、補強も監督交代もなしで済ませてしまい、プロのクラブにはありえない無策が続いている。

 今季のJ1最終節は12月19日。多くのチームは12月に4試合を残すが、今季の川崎は2位のC大阪と勝ち点が17も開いており、11月中に優勝が決まりかねない状況となっている。(編集委員・久保武司)

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