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阪神D2・井上よ大山に学べ!矢野監督のススメ「見るのも勉強」

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サンケイスポーツ

雨天中止の発表後、井上(中央)は小幡(右)、熊谷(左)とグラウンドを一周し、ファンに手を振った(撮影・門井聡) 1/3枚  (セ・リーグ、阪神-ヤクルト=雨天中止、17日、甲子園)大山に学べ! ヤクルト戦(甲子園)が雨天中止となった17日、阪神・矢野燿大監督(51)は、前日16日にプロ初安打初打点を記録したドラフト2位・井上広大外野手(19)=履正社高=の“先生”として、本塁打王争いでトップに立つ大山悠輔内野手(25)を挙げた。高卒新人に過度な期待はしないが、成長著しい4番打者から技術も心得も吸収し、大きく成長していくことを願った。

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 プロとして記念すべき第一歩を踏み出した19歳に、矢野監督がさらなる成長への道しるべを指し示した。最高の手本が、今チームにはいる。井上よ、大山に学べ!

 「(かつて)同じような感じの部分があったから、悠輔(大山)も。『悠輔を見といてみ』って言って。そういう話はしたんだけど。そしたらいろいろ聞いて。それも大事なことやと思うよ」

 雨天中止となったこの日、決定までナインはベンチで待機したが、前夜に代打で初安打初打点を記録したルーキーは4番の隣に座っていた。初昇格した14日からのナゴヤドームでもそうだった。

 「見るのも勉強。悠輔(大山)を見るのもそうやし、村上(ヤクルト)とか他にもいい打者はたくさんいるから」と指揮官。1軍で成長の糧となるのは打席に立つだけじゃなく、先輩からどん欲に吸収すること-。同じ右打ちの大砲という共通点だけではない。

 「ちょっと外からバットが出るような感じがあったから。手を動かしながらインサイドアウトを使うっていうのを勉強しないと」。大山も同様の課題を抱えていたが、今季はリーグトップの26本塁打(17日終了時)と乗り越えてきた。模範となることは、間違いない。

 高卒新人野手では球団初の甲子園初打席安打から一夜明け、井上は「(連絡が)100件くらい来てたと思います」と影響の大きさを実感した。「あのヒット1本だけでこれだけたくさんの人が喜んでくれている。もっといろいろな人に、球場やテレビ越しで応援してもらえる選手になっていきたいと改めて思いました」。

 思いを新たに、中止発表後は熊谷、小幡とグラウンドを一周した。

 「雨の中、たくさんのファンの方々が待ってくれていたので、あれくらいしかできなかったですけど、ファンの方々からも『頑張れ』と言っていただいた。応援してもらえることに感謝して、しっかり頑張っていかなければいけない」

 初々しいコメントに、強い決意がにじむ。矢野監督も「今の状態で1軍のスタメンでずっと出られる立ち位置にいるのかというと、そこの力はないと思う」と過度な期待は避けると同時に、大きな夢も口にした。

 「そりゃ将来、(大山と)2人でホームラン争いしてくれるようになってくれたら、球団にとってもファンにとってもそんな楽しみはないし。それだけの素材ではある」 必ず、現実とするために-。今後も最善の道を模索し、示していく。(大石豊佳)

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  • 室内練習場でフリー打撃を行う井上
  • 14日の中日戦前に大山(手前)と話をする井上

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