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スタンレーレディス優勝の稲見萌寧 パーオン率ナンバーワンのアイアンショットの狙い方

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産経新聞

正確なショットで勝利をつかんだ稲見 1/1枚 【勝者のワザ】

 スタンレーレディスで稲見萌寧(21)が、ペ・ソンウ、浅井咲希とのプレーオフの末にツアー2勝目を挙げた。勝敗を分けたのは、アイアンショットの精度差だった。

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 本戦の18番とプレーオフ1ホール目の18番。ともに稲見は第2打でピンを狙い、バーディーチャンスをショットで作り出した。ソンウ、浅井もピンを狙ってのショットで落下地点はピン近くだった(ソンウは本戦、プレーオフとも。浅井は本戦で)が、そこから左傾斜とボールの左サイドスピンで、左に転がり、ピンから離れていってしまった。

 稲見のショットは、ほぼ落下したところに止まっていた。

 稲見の弾道は、捻じれのないストレートで、ソンウと浅井はドロー回転だった。

 男子プロは、ピンポジションや落下エリアの傾斜によって弾道を打ち分ける。女子プロは、圧倒的にドローボールヒッターが多い。

 昨年パーオン率1位の稲見は、今シーズンも、ここまでトップに立っている。スタンレーレディスの最終日も、プレーオフを含めて全ホールでパーオンしていた。そうした中で興味深いのが、稲見の狙い方と弾道である。

 稲見は「私は、弾道の打ち分けは、やっていません。ストレートなショットで、落としたいところ、止めたいところを素直に狙っていきます」と語っている。難しいことをしているのではないというのだ。

 大型ヘッドのドライバーはじめ、キャビティーバックのアイアンを愛用するアマチュアゴルファーは、この稲見流のスタイルを参考にすべきだ。なぜなら、これらのクラブは、曲がりにくい機能特性を備えているからだ。曲がりにくいということは、曲げにくいということにもなる。ターゲットを真っすぐに狙って打ち出す方が、曲げて狙うよりもずっとやりやすい。

 あとは、ピンポジションや、グリーンサイドの状況によって、さらに使用クラブによって乗せやすいエリアを決めて打っていく。長いクラブで打たなければならないようなら、無理にピンを狙うことなく、安全策を優先する。スピンがかかりやすいショートアイアンやウェッジならピンを狙っていっても冒険ではない。

 パーオン率を高める、あるいはボギーオン率を高める。そこは、腕前によって異なるが、稲見流は、どちらでも役に立つ。

 ■稲見萌寧(いなみ・もね) 1999年7月29日生まれ。東京都出身。日本ウェルネススポーツ大在学中。小学4年の9歳からゴルフを始め、2014年「日本女子アマ」8強。18年プロテスト合格。ツアー本格参戦1年目の昨季に初優勝を果たし、賞金ランキング19位。今季は現時点で同ランキング10位。166センチ、58キロ。

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