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ロッテ、アジャ井上でまた1差!二塁打2本4打点、美馬先輩に恩返し

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サンケイスポーツ

ヒーローインタビューを終え、大相撲の大入り袋を手にポーズを決める井上。ごっちゃんです! (撮影・戸加里真司) 1/4枚  (パ・リーグ、ロッテ8-4ソフトバンク、15回戦、ロッテ10勝4敗1分、27日、ゾゾマリン)ロッテ・井上晴哉内野手(31)が27日、ソフトバンク15回戦(ZOZOマリン)で先制打を含む2打席連続の2点二塁打を放ち、二回までの大量7得点を演出した。中大の先輩で先発の美馬学投手(34)を強力に援護し、8-4の勝利に大きく貢献。チームは2005年以来となるリーグ優勝へ、本拠地で首位・ソフトバンクに2勝1敗と同一カード3連戦での勝ち越しを決め、再び1ゲーム差に詰め寄った。

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 “神様”のため、チームのため、力強く振り抜いた。一回1死満塁。井上は、二保の外角低めのスライダーに両腕を伸ばし、左中間を真っ二つ。二塁打で先制の2点をたたき出した。

 「先輩の学さん(美馬)が投げていたので、いつものように気合を入れて打席に立ちました」

 自軍先発は、楽天からフリーエージェントで今季加入した美馬。井上にとって中大の3学年先輩で「神様の中の神様だった」存在だ。後輩の強力な援護射撃に、ベンチ前でキャッチボールをしていた右腕もグラブをたたいて喜んだ。

 アシストは、さらに続く。井上は4-0の二回2死一、二塁で二保から再び左中間へ2点二塁打を放った。長打2本で計4打点。首位チーム相手の一戦で、二回を終えて7-0という圧倒的な優位に導いた。

 1万1902人の観客で埋め尽くされたこの日のスタンド。ヒーローインタビューで114キロの巨漢は「(美馬には)焼き肉をおごってもらっているので、しっかりその恩返しはできたと思います」と笑みを浮かべた。

 この日最終回を迎えたTBS系ドラマ「半沢直樹」では俳優、香川照之演じる大和田暁常務の「施されたら施し返す。恩返しです」というせりふが話題となったが、まさに井上の思いも同じ。先輩右腕とは同僚になった今季、3度ほど焼き肉店でごちそうになった。感謝の思いをバットで返した。

 4点リードの八回には、もう一人の中大の先輩で1学年上の沢村が登板。3人でピシャリと抑え、巨人から移籍後7イニング連続無失点とした。“中大トリオ”がそれぞれの役割を果たし、勝利に貢献。首位に再び1ゲーム差に迫り、井口監督は「打線がしっかりと点を取って、美馬もしっかり投げてくれた」とうなずいた。

 残り34試合。連戦でタフなスケジュールが続く中でも、井上は「10月は、体がしびれてもいいから優勝したい」と15年ぶりのリーグVをにらんだ。悲願達成へ、その巨体を揺らし、最後まで走り抜く。(石井孝尚)

写真一覧

  • 二回に福田秀の右前打で本塁に滑り込んだ井上。114キロの巨体を軽やかに揺らし生還を果たした
  • 一回、先制の2点二塁適時打を放つロッテ・井上晴哉=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)
  • 先発のロッテ・美馬学=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)

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