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阪神・井上がプロ初満弾!7人感染コロナで異常事態…わずか17人で2軍戦

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サンケイスポーツ

井上は一回は左飛に倒れたが、豪快にスイング。六回に初の満塁弾を放った 1/2枚  阪神のドラフト2位・井上広大外野手(19)=履正社高=が26日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ球場)でプロ初の満塁ホームランを放った。チームは前日25日に選手、スタッフ含めて7人の新型コロナウイルス感染が発覚。2軍から9人が緊急昇格し、わずか17人のベンチ入りメンバーで臨んだ試合で一発。10-11で敗れたが、意地を見せた。

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 快音を残して、白球は曇り空に大きな放物線を描いた。井上の公式戦6号は、バックスクリーンへのプロ初となる満塁ホームランとなった。

 「感触はよかったです。センターから右方向の意識を持って打席に入りました」

 先発の横山が大崩れして0-10で迎えた六回だった。連打で作った1死満塁のチャンス。笠原の139キロ直球を捉えた打球は、特大の一発となった。ナゴヤ球場の中堅は122メートルと、甲子園の118メートルを超える深さ。そこまで届かせた。

 24日の広島戦(由宇)は4打席とも三振。先輩たちの新型コロナウイルス感染が明らかになり、中日戦が中止となった前日、調子がよかったときの映像を見直した。その効果で履正社高時代の18年近畿大会以来の満弾。平田2軍監督も「素晴らしい。バックスクリーンに打ったのが値打ちだよ」とたたえた。

 前日25日に感染者や濃厚接触者ら10人が登録抹消され、2軍から9人が昇格。その影響でこの日の2軍ベンチ入りは17人だった。野手は11人。内野手が3人しかおらず、本来外野手の板山が二塁を守った。それでも将は「若い選手が出られるチャンス。やりくりはわれわれの仕事」と強調。そんな思いに応えるかのように、緊急事態の1軍に割って入るべく井上に続きD5位・藤田(中京学院大中京高)が、育成D1位・小野寺(大商大)が適時打を放った。

 「打ちにいって際どい球を振ってしまうことが多かったので、甘い球を仕留められるように、という意識でやっている」と井上。ピンチはチャンス。チームの危機に猛アピールだ。(菊地峻太朗)

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  • 選手が守備につくと、阪神ベンチはガラ~ン。控え選手がほとんどいなかった(撮影・菊地峻太朗)

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