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阪神・矢野監督、審判団からの疑惑に怒!「試合止めてまで、せなあかんことですか」

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サンケイスポーツ

八回表終了後、矢野監督(右)は審判団の指摘に猛反発した(撮影・門井聡) 1/3枚  (セ・リーグ、ヤクルト2-1阪神、17回戦、ヤクルト9勝8敗、26日、神宮)踏んだり蹴ったりや! 阪神はヤクルトに1-2で敗れ、今季7度目の3連敗。貯金は「1」まで減った。前日25日にはチームから新たに7人の新型コロナウイルス感染が判明。この日はグラウンド外からの情報伝達があったのではないかと疑惑をかけられ、矢野燿大監督(51)が猛反発する一幕が-。実はこれもコロナの影響。も~、いい加減にして!

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 “クラスター”の次は、あらぬ疑惑をかけられた。九回の逆転に望みをつなぐ八回の守りに向かう前に、一塁ベンチ前に異変。矢野監督の目つきが一変した。選手交代を告げるだけのはずが、審判団を相手にヒートアップ。マスク越しにも読み取れる険しい表情で、激しい口論が始まった。

 「そんなことするわけないでしょ!」

 発端は七回の攻撃だ。2死一塁で代打・高山が遊飛失策。一気に本塁突入を狙った一走の小幡が憤死し、すかさずリクエストした。“火種”は判定を待つ時間。次打者の近本と指示に向かった井上打撃コーチの会話が「疑い」を招いた。

 「セーフっぽいかな」。リプレー検証の結果について語り合う2人に、審判団が抱いた疑念は「試合中の外部との接触、情報伝達」だ。近本と井上コーチの真後ろには記者席。報道陣から、モニターの映像の様子や判定の経過を入手したことを疑われた。

 5分以上も真っ向否定した将は、敗戦後にも審判の元へ。「疑われる行動があったなら申し訳ありません。でも、なんで試合中にいう必要があるのか」。再び約3分の会話。グラウンドから引き揚げた将は、気持ちを静めながら主張した。

 「(疑われた)そんなことで、試合に影響ないと思うのよね。『試合を止めてまで、せなあかんことですか』と」

 まったく頭になかった誤解だ。しかも、七回の出来事について八回表終了後に突然、突きつけられた。「(事情聴取は)後でやればいいと思う」。結果的に接戦に水を差された形で、敗れた。

 「外部からの情報の伝達みたいなことを言うから。そんなん、するわけない。試合に影響するような情報でもないし、何か俺らがズルをすることなんかないわけよ」

 まさに、踏んだり蹴ったりだ。前日25日に5選手とスタッフ2人の新型コロナウイルス感染が発覚した。濃厚接触者、それと同等の扱いを含む10選手を登録抹消。非常事態で戦う中、またも想定外の事件に直面した。

 「最後はちゃんとそれ(経緯と意見)を説明したし、お互い分かった。審判の人の気持ちも分かったし、俺らの気持ちも分かってくれた」

 遺恨は残さなかったが、記者席内の会話が近本らに漏れ聞こえていた可能性が高い。会話やしぐさによる接触はなかった。感染対策で、記者席の換気のためにイニング間に窓が開けられることも原因。コロナ禍に直接巻き込まれた上に、間接的な打撃まで浴びた。

 「中継ぎもこれだけいなくなって、パターンっていうのが組めない」

 先発の谷間で岩貞、岩崎の主力リリーフを欠く中、継投で僅差に持ち込んだ。それでもトラブル続出の3連敗。試練が試練を呼び、傷だらけの戦いが続く。(安藤理)

★記者にも注意

 審判団は矢野監督への指摘の前に、記者にも注意を行った。リプレー検証終了後、七回裏終了後など複数回、記者席の前に歩み寄って「何をしているのか」と探りを入れた。試合後の矢野監督の会話でも「どこの記者だったのかも知りたくて聞いた」と説明。疑われた記者はモニターを見ながらセーフのジェスチャーを行っていたが、グラウンドに向けたものではなかった。

写真一覧

  • 七回、リクエストの結果を待つ間に近本(左)は井上打撃コーチ(右)と話す。この場面が疑われた
  • ことの発端は七回の小幡の本塁突入。アウトの判定にリプレー検証を要求したのだが…。

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