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正代が大関連破「一番いい立ち合いができた」 初V王手千秋楽大一番は翔猿と/秋場所

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正代は押し倒しで朝乃山に勝利=両国国技館(撮影・山田俊介) 1/3枚  大相撲秋場所14日目(26日、両国国技館) 関脇正代(28)が大関朝乃山(26)を馬力で圧倒し、押し倒して12勝目を挙げ、単独トップに立った。2敗で首位に並んでいた新入幕の翔猿(28)は大関貴景勝(24)にはたき込まれ、ともに11勝3敗となった。賜杯の行方は2敗の正代と1差の2人に絞られ、27日の千秋楽で正代が翔猿に勝てば自身初優勝となり、にわかに大関昇進の可能性が浮上する。

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 強烈な体当たりで、大関の体幹を打ち砕く。立ち合い。肘をたたんで胸を突き出す正代独特の一撃。朝乃山の体を浮かせ、左へ90度横向きにして一気に押し倒した。背中から落ちた朝乃山は、後転しながら土俵下へ。大関でも受けきれない馬力と破壊力だ。

 「自分の一番いい立ち合いができた。思い切り当たれて、足も踏み込めた。休まず前へ出ることを意識していた」

 1月の初場所、7月場所と千秋楽まで賜杯を争った経験は無駄ではない。「それなりに緊張はしているが、落ち着くところは落ち着いて。メリハリができている。気持ちの持っていきかたが分かってきた」。

 にわかに機運が盛り上がる。大関昇進の目安は「直近3場所を三役で33勝以上」。正代は3月の春場所を関脇で8勝、7月場所(5月の夏場所は中止)は11勝。千秋楽に対戦する平幕翔猿に勝てば、13勝で場所を終える。計32勝となるが、日本相撲協会の幹部の中には「優勝」を条件に、場所後の大関昇進の可能性を指摘する声がある。

 稀勢の里、豪栄道、春場所後に昇進した朝乃山が32勝で上がった例もあり、昇進を預かる審判部の高田川副部長(元関脇安芸乃島)は打ち出し後、千秋楽の昼間、昇進に関する部内の会議を開くと明言。正代について「迷いがない。真っ向勝負。小細工なく好感がもてる」とした。

 出場する力士では最高位の朝乃山、貴景勝の両大関を撃破して7連勝。初めて単独首位で迎える千秋楽へ。場所前、正代は映画「インターステラー」を見て感動した。近未来、人類滅亡を回避するためミッションを託され、宇宙で新たに発見された新天地へ旅立つ男の物語。正代にも、新たな世界が手招きをする。(奥村展也)

写真一覧

  • 下手投げで御嶽海に敗れる若隆景=両国国技館(撮影・土谷創造)
  • 琴恵光に押し出しで敗れる志摩ノ海=両国国技館(撮影・土谷創造)

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