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文武両道で慶大合格 茨城・明秀日立野球部の関根徳也さん

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慶大に合格した関根徳也選さん(中)と金沢成奉監督(右)、矢野正彦校長=日立市の明秀日立高(三浦馨撮影) 1/1枚  茨城県の高校野球の強豪・明秀日立高で3年間プレーした関根徳也(あつや)さん(18)が一般入試で慶応大に現役合格した。大学では野球部のマネジャーを務める予定で、「100人を超える部の運営に携われるのは魅力」と意気込みを語る。

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 関根さんは中学時代から東京六大学にあこがれ、「甲子園に出れば夢に近づける」と明秀日立へ入学。野球部は寮生活が原則だが、金沢成奉(せいほう)監督(53)は学業成績もいい左腕投手について「文武両道で」と例外として同県高萩市の自宅からの通学を認めた。

 学校も関根さんを特別進学クラスの勉強合宿へ参加させるなど後押し。昨年まで東京大学野球部の監督だった浜田一志(かずし)さん(55)から勉強法などを教わる機会もあり、一時は東大も目指した。しかし模擬試験の結果から3年の夏に志望を慶大に絞り、合格を果たした。

 一方、選手としては右打者の内角を突く得意球で死球をぶつけてからボールを思うように操れなくなった。3年間で公式戦のベンチ入りは果たせず、大学でのプレーはあきらめた。

 合格後、慶大野球部の堀井哲也監督(58)からマネジャーとして誘われると関根さんは心が動いた。「企業の監査などに興味がある」と公認会計士を目指して商学部に入った。「経理も扱うマネジャーの仕事は将来の勉強になる」との堀井監督の説得で入部を決めた。

 「私が生徒に必要性を説いてきたのはクリエーティビティ(創造性)と周りを幸せにするホスピタリティー、みんなと協力して物事を達成するマネジメントだが、この3点はまさに野球部のマネジャーとして必要なこと」と明秀日立の矢野正彦校長(57)は関根さんにエールを送る。

 青森・光星学院(現八戸学院光星)高時代から巨人の坂本勇人選手(31)ら数多くの教え子をプロ入りさせた金沢監督だが、慶大へ送り出すのは初めて。「学校の全面的な協力があったからこそ」と感謝し、「努力を続けられる子だが、慶応という伝統ある野球部での経験でさらに人として成長できるのでは」と期待する。

 関根さんは「これからはいろいろな意味で自立が求められる。慶応野球部での4年間で生きる力を身に着け、より大人になりたい」と飛躍を誓う。(三浦馨)

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