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藤浪ら以外の会食4選手、PCR検査指令なし 阪神・谷本副社長明かす

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産経新聞

新型コロナウイルス感染で揺れる甲子園。どことなくさみしさが漂う(撮影・門井聡) 1/2枚  阪神・谷本修副社長兼球団本部長(55)が28日、西宮市内で取材に応じ、14日の会食に参加した7選手のうち、新型コロナウイルスに感染した藤浪ら以外の4選手について、現時点でPCR検査の必要がないことを明かした。また、入院している藤浪ら3選手が快方に向かっていることと同時に、同市内の選手寮『虎風荘』はさらに厳戒態勢で感染拡大防止に取り組んでいることも明らかにした。

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 コロナの疑いから発覚、感染拡大と激動の2日が過ぎ、阪神は活動休止状態。球団事務所に職員がまばらに出勤するものさびしい甲子園を背に、谷本副社長が現状を説明した。14日の会食に7選手を含む計12人が参加。新型コロナウイルス感染が判明した藤浪、伊藤隼、長坂以外の4選手について「検査の指令も出ていないです」と明かした。

 4人は現時点で体調不良を訴えておらず、行政からはPCR検査を行うよう指示も出ていないという。ただ、濃厚接触者となった可能性が極めて高く、事態が今後変わることも十分あり得る。

 一方、谷本副社長は入院した藤浪ら3人については「ちょっとよくなってる。ほぼ(訴えた症状が)治っている選手もいるし」と説明した。嗅覚異常を訴えた藤浪も、その後容体の変化はなく快方に向かっているもよう。伊藤隼、長坂も同様で症状が重くないことは不幸中の幸いだった。入院期間については未定で行政の指示を待つことになり、退院には陰性の検査結果が出ることが大前提となる。

 ほかの選手、スタッフから異変の報告は、この日までになかった。そのうえで、今後の感染の可能性を抑えるために新たに策を施した。26日に消毒のため急きょ退去させた『虎風荘』に27日に選手が戻ったが、選手同士の個室を行き来することを禁止。大浴場のサウナも稼働を停止し、食事もこれまでオーダー形式だったものを飛沫(ひまつ)感染を防ぐため決められた定食を配膳。食堂の中で間隔を空けて食べるように指導した。これまでに引き続き、日々の手洗いうがいや体温測定、不要不急の外出は禁止を徹底している。

 「(休止期間が)7日で足りるのかとか、そんなのもわからないです。新たな発症というのは取り込んでから5~6日というのが基準なので、だから7日見ようかと。そうはいっても10何日持っている可能性もあるんでね。少なくとも7日、1週間と申し上げた」

 緊急離散となった26日にまず1週間の休止期間を設けたが、4月2日に活動再開できるめどはたっていない。行政の指示も仰ぎながら、猛虎は暗中模索していくしかない。(大石豊佳)

★クラブハウスに選手ら荷物整理

 甲子園のクラブハウスにはこの日、複数の選手が荷物整理に訪れた。26日から不要不急の外出を禁止したが、DeNA戦の横浜遠征の後だったこともあり、荷物整理のためのロッカー訪問は許可している。現状で選手が自主練習できるのは自宅周辺の屋外でのトレーニングしかなく、プロ野球選手としての体力維持が困難な状況。球団施設開放を求める声も上がっており、谷本副社長は「(早期に練習場を与えられるように)そういう努力をする」と苦しい胸の内を明かした。

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  • 虎風荘の中でも新型コロナウイルス感染防止に向けて厳戒態勢

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