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巨人・山下、1軍切符ぐいっ!2、3軍紅白戦で4打数3安打2打点

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産経新聞

三回に右前打を放った山下。観客のいない静かな球場に快音を響かせた (撮影・福島範和) 1/3枚  巨人は28日、川崎市のジャイアンツ球場で2、3軍の練習と紅白戦を行った。新型コロナウイルスの感染拡大により仙台市での練習試合が中止となり、練習に切り替えて実施。2軍の「3番・左翼」で出場した山下航汰外野手(19)が、4打数3安打2打点と活躍した。原辰徳監督(61)ら1軍首脳陣が見守る中で期待の若手が結果を出し、4月5日に再開を予定する全体練習からの1軍本隊合流を大きく引き寄せた。

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 鋭いスイングで右に左に力強い打球をかっ飛ばした。高卒2年目の山下が、紅白戦で猛打賞&2打点。春の陽気の中で、はつらつと輝いた。

 「DHが多くて久しぶりの守備機会だったので、感覚を取り戻すようにやりました。バッティングは、いつも通りフルスイングで」

 一回2死で二塁内野安打、三回2死で右前打と2打席連続でHランプを灯すと好機でも存在感。七回2死一、三塁で124キロの内角球を捉え、左中間を破る適時二塁打を放った。

 昨年に群馬・高崎健康福祉大高崎高から育成ドラフト1位で入団。7月に球団の高卒選手として初の1年目での支配下登録を勝ち取り、イースタン・リーグでは首位打者に輝いた。

 1軍でもプロ初安打を記録するなど順調だったが、12月の台湾ウインター・リーグで右太もも裏を痛めて調整が遅れ、春季キャンプは3軍スタート。今月12日の2、3軍の紅白戦で実戦復帰すると、この日は左翼でフル出場も果たし「全力で走れた」とうなずいた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、2軍は28、29日に仙台市泉区で予定されていた楽天との練習試合が中止に。前日27日に仙台市から戻り、急きょ練習に切り替えて紅白戦が行われた。隣接する東京・稲城市のよみうりランドも休園中。観客のいない静かな球場に、一塁と左翼として期待される若武者が鋭い打球音を響かせた。

 原監督は「一発で仕留められているところは価値がある。可能性は出てきましたね」と高く評価。4月5日の全体練習再開に合わせて1軍に合流させることを示唆し、山下は「もう少し質を上げられるように頑張ります」と表情を引き締めた。開幕も見通せず明るい話題の少ない球界に、伸びしろ十分な19歳が新たな風を吹き込む。

写真一覧

  • 紅白戦を前に笑顔を見せる巨人・原監督=ジャイアンツ球場(撮影・福島範和)
  • 8回、ソロ本塁打を放った巨人・モタ=ジャイアンツ球場(撮影・福島範和)

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