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藤浪の「実名」「味覚・嗅覚不全」公表 Jリーグの「コロナ対策」を絶妙アシスト!

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産経新聞

田嶋会長が感染したサッカー界だが、拡大しないで済んでいる 1/1枚  サッカーJリーグが『藤浪の勇気』に感謝だ。27日、Jリーグは全クラブの社長による臨時実行委員会を開催。プロ野球の阪神・藤浪晋太郎投手(25)が新型コロナウイルス陽性という“衝撃”の中での会議となった。

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 NPB(日本野球機構)とは“両輪”でウイルス対策を行い、感染症の教授らで構成する専門家グループからレクチャーを受けていた。しかし落とし穴が。今回、藤浪が訴えた『味覚と嗅覚の異常』に関しては専門家グループから提言を受けていなかったのだ。

 Jリーグは新型コロナウイルス対策で各クラブに『(1)2日間に及ぶ37・5度以上(2)PCR検査を受ける(3)陽性か、陰性か(4)濃厚接触者か』の4点に関して報告義務を課している。また、感染者が出た場合の『実名公表』は各クラブの判断に委ねられている。

 藤浪はコロナウイルス陽性という診断結果が出たことで「実名を発表してください」と球団に要望。日本サッカー協会では田嶋幸三会長も自ら「コロナ陽性」を発表した。

 藤浪が「実名を公表」したこと。そして新型コロナウイルスに感染して、これまで言われていた重症肺炎ではなく「味覚や嗅覚を感じられない」という症状を明かしたことは、今後のJリーグのコロナ対策にも、絶妙のアシストになった。

 一方、Jリーグでは新たな頭痛のタネが。それは審判の誤審続きで今季から鳴り物入りでフル導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だ。レフェリーたちがビデオで確認する場所は感染リスクが非常に高まる『三密』(密集空間)(密集する場所)(密接した会話)を完璧に満たす。こちらは現状はマスク着用など“綱渡りの対策”しかない。

 藤浪のアシストはあったが、Jリーグのウイルス対策はエンドレスだ。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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