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柔道代表最終選考、丸山Vs阿部は延期…感染者増加で「無観客」から一転

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産経新聞

昨年8月の世界選手権、準決勝で対決した丸山(左)と阿部。五輪代表が唯一決まっていない階級の一騎打ちも“延期”となった  1/1枚  全日本柔道連盟(全柔連)は27日、福岡国際センターで4月4、5日に開催予定だった全日本選抜体重別選手権を新型コロナウイルス感染拡大により延期すると発表した。東京五輪男子66キロ級の代表を争う丸山城志郎(26)=ミキハウス=と阿部一二三(ひふみ、22)=日体大=の最終選考決戦も先送りとなった。代表争いを巡っては丸山対阿部一の「ワンマッチ」案も浮上した。

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 世界王者の丸山と、2017、18年世界王者の阿部一。五輪代表の座をかけたライバルの“最終決戦”は、新型コロナ禍で持ち越しとなった。

 2人は所属先を通じ、談話を発表。丸山は「決められた選考会で100%の自分で臨めるように取り組んでいきたい」。阿部一は「もっと強くなるための準備をする時間が増えた。いつでも闘える準備をしていきたい」とコメントした。

 東京五輪の男女14階級のうち唯一代表が決まっていない男子66キロ級の代表最終選考会が延期となったことで、新たに浮上してきたのが極めて異例の「ワンマッチ」案。丸山と阿部による1試合限定の代表決定戦だ。

 全日本選抜体重別選手権は無観客で実施の予定だったが、国内の新型コロナウイルス感染者が増加する中で不特定多数が集まる大会の開催は不可能との結論で一致。多数の選手らが居住する首都圏で外出の自粛要請が相次いでいる現状も、延期決定の一因となった。

 感染の終息は見通しが立たない。この日、東京都内で取材に応じた全柔連の中里壮也専務理事は延期時期について、出場選手のコンディションなどを考慮して最低でも2カ月後を想定。9月末までを開催期限とする認識を示す一方、国内外の大会との兼ね合いで日程調整が厳しいという。

 中里氏は4月中旬以降の臨時理事会などで協議するとした上で、ワンマッチも念頭に「(同選手権以外に)別の手段も考えていかないといけない」と打ち明けた。

 丸山の通算4勝3敗で互角の勝負を繰り広げる両雄。どのような形で決着をつけるのか、“見えない敵”と闘いながらの模索が続く。

 ◆全日本選抜体重別選手権の延期について全日本柔道連盟の山下泰裕会長 「やむを得ないと思っている。連日電話でやりとりし、(今後)国、東京都から(外出)自粛要請がはっきり出た場合はそれに対応していく。今後どうしていくかは至急決めていかなければいけない」

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