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阪神、危機管理の甘さ痛恨 新型コロナに3人感染

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 4月24日の開幕を目指すプロ野球界が恐れていた事態は、一度に3人という想定を超える規模で起こった。藤浪晋太郎投手(25)ら阪神の選手3人の新型コロナウイルス感染が26日夜、PCR検査によって判明した。練習中はともかく、プライベートでの感染予防策は選手の自主性に委ねていたという阪神。危機管理の甘さが痛恨の事態を招いた。

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 「今から思えば、もう少し厳しく外出禁止という形で臨んだ方がよかったという反省がある」。球団の揚塩健治社長は、沈痛な表情で話した。

 巨人やDeNAなどはオープン戦が本格化した今月初めから、選手に遠征先での外出を禁じるなど行動を厳しく制限した。一方で阪神は「不要不急の外出の自粛」を求めるにとどめ、選手の自主的な判断に任せていたという。

 検査に陽性反応を示した3人を含む選手7人は、14日に知人宅で行われた食事会に参加していた。感染源は特定されていないが、感染者が3人に広がったのはこの食事会が原因の可能性がある。揚塩社長も「そこを重点的に調べている」と述べた。

 これまでのところ3人以外に体調不良を訴えている選手やスタッフはいない。だがウイルスの潜伏期間を考えれば、今後、阪神でクラスター(小規模な集団感染)が発生する可能性を否定することはできない。

 日本野球機構(NPB)がサッカーのJリーグと連携して設置した対策連絡会議では、感染者が出た場合も濃厚接触者を自宅待機させた上で、チームの活動は続けるとの指針が示されている。だが、集団感染となれば活動が難しいのは自明だ。球界が一丸となって開幕を目指す中、阪神が水を差す結果になりかねない。(上阪正人)

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