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Bリーグが今季残り全試合を中止

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サンケイスポーツ

 バスケットボール男子のBリーグは27日、臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、4月1日に再開を予定していた今季のリーグ戦残り計194試合と、チャンピオンシップなどポストシーズンの全試合を中止すると発表した。

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 大河正明チェアマンは「選手やコーチ、クラブ関係者の心身の健康を最優先した。新型コロナウイルスは想像を超える感染力で、危険にさらすわけにはいかない」と理由を説明した。理事会は満場一致で決議した。

 東京都による外出自粛要請を受け、記者会見はインターネットの映像配信を用いた会議方式で行われた。

 中止となったレギュラーシーズンの試合は1部(B1)119試合、2部(B2)75試合。4季目は優勝なしとなるが、すでに行われた試合は有効で、地区順位などは確定する。2部(B2)では、1部(B1)ライセンス承認を前提に、上位2クラブが来季のB1昇格を認められる。B1からの降格はなく、来季はB1が20チーム、B2は16チームで行われる。

 「選手、クラブ、リーグが一枚岩となって難局を乗り越える。B1、B2計36クラブで、存続できないクラブが一つもないようにする」と大河チェアマン。「プレーオフなしに降格はさせられないが、昇格を目指して努力して選手に投資をしたB2のクラブを昇格させないわけにもいかない」とした。決断は選手会との2度の意見交換などを経て下された。

 来季(2020-21シーズン)の地区分けや、21-22シーズンで各18クラブに戻すかなどは今後検討する。

 新型コロナウイルスへの対応で、Bリーグは2月28日から2週間の試合を延期。この時点で大河チェアマンは「このまま再開できなかった場合、リーグ全体で最大60億円の収入減になる」としていた。今回の決定を受けての詳細は今後確認されるが、「当然、財務上のインパクトは大きい。各クラブへの無利子、無担保での融資制度を進め、それでも足りない場合はクラブ特別融資なども検討する」と、可能な限りの手厚い財政支援を約束した。

 リーグは一時中断後の3月14日に無観客で再開したが、川崎市・とどろきアリーナでの川崎-北海道は、北海道の選手3人に当日になって微熱が出たことから試合をとりやめた。また翌15日には千葉・船橋アリーナでの千葉-宇都宮で審判の1人に入場後の検温で37・5度以上の発熱が認められたためキャンセル。この状況を受けて17日の臨時実行委員会で、4月1日まで再度の中断を決めていた。

 この時点でクラブ間では、リーグ戦は中止しても優勝や昇降格がかかるプレーオフは何としても実施したいという意見が多かったが、その後、感染症の事態は悪化。25日夜に東京都の小池百合子知事が記者会見で「重大な岐路にある」などと話したことを受け、流れが変わったという。

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