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阪神激震、選手ら1週間自宅待機…谷本副社長「間違ってもクラスター爆発しないように」

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産経新聞

鳴尾浜のプレスルームを消毒する作業員。おおわらわの一日となった(撮影・水島啓輔) 1/3枚  阪神は26日、藤浪晋太郎投手(25)がPCR検査を受診する前の時点で、チームと球団関係者に対し、同日から最低1週間の自宅待機を命じた。谷本修球団副社長兼本部長(55)は検査結果が「陰性」の場合でも活動を自粛することを表明し、球団施設を消毒し、閉鎖した。藤浪投手は検査結果が「陽性」だったことが同日深夜、判明した。

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 球団職員が次々と帰路につき、球場や球団事務所の消毒作業が進められた。谷本球団本部長は、迅速かつ慎重な対応を強調した。

 「慎重にやった方がいいと思っています。球団のためというよりも地域のため。間違ってもクラスター(感染者集団)、爆発をしないように慎重に」

 PCR検査を受ける藤浪に続き、他の2選手が「味覚の異変」を訴え、事態は深刻化していた。選手やチーム関係者に自宅待機を命じ、球団職員に帰宅を指示。最低1週間の「全休」を決めて「次の指示があるまで出ないように」と通達した。藤浪の検査結果を待つ間はもちろん、「陰性」でも活動を自粛する方針を固めていた。

 4月24日以降に開幕が延期されたことで、他球団と練習試合の調整も行っている最中だったが、これも中断。「陰性と分かっても、まだ復活する(陽性に変わる)とか言っているじゃないですか。だから慎重に」としていたが、検査で「陽性」と診断されたことが26日深夜、判明した。

 藤浪が「嗅覚の異変」を訴えた24日はコロナ感染の疑いはもたなかった。専門家を交えた対策会議でも注意事項に挙げられなかったためだが、前日25日に医療機関でPCR検査をすすめられて一変。右腕の11日以降の行動と接触した選手の様子を確認し、14日に食事に同席した選手に「味覚の異変」があると判明した。NPBと相談の上、26日のソフトバンクとの練習試合は実施する方向だったが、もう1人が症状を訴えたことで、試合を中止した。

 「症状が、半日ちょっとでバタバタと出てきているので。大事なのは、これまでなかった新たなもの(嗅覚や味覚の症状という注意点)が加わったので」

 球団関係者に新たな注意を書き加えた書面を配布し、家族への注意も促した。選手寮で生活する選手は大浴場や食堂での密集を避けるため、他の宿泊施設などに分散させた。「陰性」であることを祈りながらの迅速な対応だったが、願いは届かなかった。

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  • 阪神・谷本修球団副社長兼本部長
  • 阪神・藤浪

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