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プロ野球は開幕できるのか!?コロナ感染めぐる社会状況は悪化の一途…1、2週間での改善望めず

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産経新聞

 プロ野球関係者から初めて新型コロナウイルス感染者が出たことは、4月24日の公式戦開幕を目指す関係者に暗い影を落とした。日本野球機構(NPB)は「4・24」に向けて準備を進めているものの、感染をめぐる社会状況は日ごとに悪化。4月中どころか、開幕がいつになるのか分からなくなった。

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 26日午後、阪神・藤浪が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受けることになったことについて、NPBの井原敦事務局長は「(12球団関係者で)初めてですね」と神妙な表情で語った。

 NPBは23日の12球団代表者会議で、4月24日の開幕を目指すことを決めたが、それから3日間で社会状況は一変した。25日は東京都で1日では過去最多となる41人の感染者が判明し、小池百合子知事が今週末の不要不急の外出自粛を要請。この日は新たに47人の感染が確認され、隣接各県の知事が今週末の都内への移動自粛を呼びかけるなど、終息どころか、悪化の一途をたどっている。追い打ちをかけるように、阪神は今後1週間、選手やスタッフの自宅待機を決定。練習にも支障が出てきた。さらに26日深夜、藤浪に陽性反応が出たことが分かった。

 NPBでは24日に東京五輪の1年程度の延期が決定したことを受け、五輪による中断期間中に公式戦を組み入れる新たな日程作成を進めている。この日は、12球団の応援団担当者が東京都内で会議を開いた。観客を入れた試合の実施には、Jリーグと連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」で感染症の専門家チームから提言された、ジェット風船や鳴り物など感染リスクが高い応援スタイルを自粛することが不可欠。応援団との交渉内容などの情報を共有することが目的だった。

 政府はこの日、新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正特別措置法に基づき、対策本部を設置。対策本部を設置したことで、私権制限につながる「緊急事態宣言」の発令が可能になり、都道府県知事が外出自粛や休校措置を要請できる。

 今後、政府では4月2日に専門家会議が新たな見解を発表する見通し。NPBは翌3日に開催する連絡会議で専門家チームから4・24開幕への意見を聞き、12球団代表者会議を開いて協議する。

 井原事務局長はこの日も「(4月24日開幕を目指すことに)変わりはない」とした。だが、あと1、2週間で劇的な状況改善は望めそうもない。さらなる延期どころか、開幕がいつになるか、見通しは不透明だ。

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