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東京五輪チケット抽選結果、メールにURL貼り付けず「詐欺行為に注意して」

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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は29日午前11時59分、国内在住者向けに販売する同五輪入場券の抽選申し込みを締め切った。

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 5月9日午前10時に専用販売サイトで受け付けを開始して以降、累計のアクセス数は2425万件、締め切り時点でのID登録者数は750万8868件に上った。ID登録は29日午前0時時点で714万3064件だったので、半日で36万5804件増加した計算となる。

 申し込みは当初、28日午後11時59分を締め切りとしていたが、直前の28日夜に急激にアクセスが増加。午後11時30分時点で入り口の「ウェイティングルーム(待合室)」には最大の101万人が行列を作り、待ち時間は期間中最長の3時間30分となった。組織委では夜間のアクセス急増を想定して、同日午後8時に12時間の延長を決定した。

 締め切り時間には約28万人がウェイティングルームに入り、待ち時間は1時間15分程度。約1時間後の午後1時7分、全ての受付が終了した。

 今月9日の受け付け開始直後はアクセスが集中し、2時間以上の待ち時間が発生。手続き終了までに数時間を要する事態となった。個人認証のための電話がつながらない問題も発生したが、サーバー増設やサイトの設定変更などの効果もあり、その後は安定稼働していた。ただ最終日へ向けて急激にアクセスが伸びる可能性があり、組織委では24時間態勢で状況を把握、対応した。

 延長の過程でシステム設定の問題から、28日午後11時59分までの申し込みを取り消せなくなる一方、29日午前0時以降に別の申し込みが受け付けられる状況が発生。午前2時43分に問題は解消されたが、1000人あまりの人が二重申し込みした状態になったという。

 組織委では30日以降に連絡を取り、どちらの申し込みを選択するか確認する。両方を生かしたい人には、最大30枚の枠内で対応するという。

 組織委の鈴木秀紀チケッティング部長は「1、2日目に、たくさんのお客さまにご迷惑をおかけしたので、うまくいったとはいえないが、最善を尽くし、3日目以降は混乱なくお求めいただけた」と安堵(あんど)の表情。前夜の延長決定も「決定のタイミングを含め、想定していた対応。お客さまにご不便をかけないよう、最適なやり方を考えていた。ここ数日の傾向を考え、午後10時以降に集中することが予想されたので判断した。結果的に集中を緩和できた」とした。組織委では具体的な申込件数は公表していない。

 今後も先着順での販売や、凍結されていたボクシングの入場券販売、パラリンピックの入場券販売が予定される。鈴木部長は「今回の経験を踏まえ、今後の販売受け付けの際には、お客さまとのコミュニケーションの取り方や受付の方法など、最適なやり方を検討する」とした。

 今回の抽選結果は6月20日に発表され、7月2日まで支払い手続きを受け付ける。抽選結果はメールで連絡されると同時に、専用サイトの「マイチケット」ページでも確認できる。ただ発表当日はアクセスが集中すると予想されるため、組織委では時間をおいてのアクセスを呼びかけている。

 メールでの連絡は、当せん内容まで詳細に書くかはセキュリティー面の点などからも検討中。ただ手続きのためにアクセスすべきサイトのアドレス(URL)を張り付けるようなことはしないという。手紙や電話での連絡もしないということで、「詐欺行為に注意してほしい」としている。

 支払いはコンビニでの現金決済も可能だが、税込み30万円を超えるとVISAのクレジットカードやデビッドカードなどでしか決済でできない。当せんした入場券の総額を一括で支払うよう求められているため、事前にカードの限度額を確認し、不足する場合は引き上げるなど準備するようにも呼びかけている。

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