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菅首相の余裕なき不機嫌会見 集中する「会見しない理由」質問に 接待問題では市民団体が告発、首相長男は懲戒処分に

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産経新聞

囲み取材に応じた菅首相=26日、首相官邸 1/1枚  菅義偉首相に余裕がなくなっているのか-。新型コロナウイルス緊急事態宣言の6府県解除を受けて、26日夜、首相官邸のエントランスでぶら下がり取材に応じたが、正式な記者会見を開かなかったことや、長男の正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による総務省幹部への接待問題、山田真貴子内閣広報官の高額接待などを聞かれ、不機嫌な表情を隠さなかったのだ。接待問題では、市民団体が同日、贈収賄罪での告発状を東京地検特捜部に提出した。

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 「大体(質問は)出尽くしているのではないか」「先ほどから同じような質問ばかりじゃないでしょうか」

 菅首相は約18分間にわたって約30の質問に答え、最後は語気をやや強めてぶら下がり取材を打ち切った。

 内閣記者会は26日午前、新型コロナの政府対策本部終了後の記者会見を求めたが、官邸側が拒否した。山田広報官が会見を仕切ることを避けたとの見方が広がり、ぶら下がり取材の質問は「会見しない理由」に集中した。

 菅首相は「1都3県については3月7日に解除できるよう徹底して対策を行うことが必要だ。全体を見た上で会見をすべきだと判断した」と説明し、気色ばむ一幕も。「山田広報官隠しではないか?」との指摘には、早口で「まったく関係ない」「(山田氏は)国会で説明している」と短く答えたのみだった。

 なぜ会見をしなかったのかを記者団から問われ、菅首相は昨年5月に緊急事態宣言を一部解除した際も当時の安倍晋三首相が会見していないことを挙げた。記者から首相自身のキャッチフレーズである「前例打破」をしないのかと皮肉られると、むきになった様子も見受けられた。

 東北新社による総務省幹部への接待問題では、市民団体「検察庁法改正に反対する会」が26日、同省幹部ら13人の収賄罪と、菅首相の長男、正剛氏ら同社側4人に対する贈賄罪での告発状を東京地検特捜部に提出した。

 同省の調査で判明した1人当たりの接待額は最高約11万8000円で、刑事事件化には金額が低いとの見方もある。ただ、首相の親族が関係する問題で世間の関心は高い。受理した場合、検察は慎重に捜査を進め立件の可否を検討することになる。

 東北新社は同日、接待問題を受けて、二宮清隆社長が引責辞任するとともに、正剛氏を懲戒処分とし、メディア事業部趣味・エンタメコミュニティ統括部長を解任したと発表した。

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