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足利山火事 鎮火願い襖絵展示 佐野市郷土博物館、降雨の御利益期待 

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足利の山林火災鎮火を願い展示された「雲竜の襖絵」=28日午前、佐野市大橋町の同市郷土博物館 1/1枚  消火活動が続いている栃木県足利市の両崖山(251メートル)一帯の山林火災の鎮火を願って、雨が降るとの御利益があるとされる襖絵が28日から同県の佐野市郷土博物館(同市大橋町)で展示されている。

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 展示が始まったのは「雲竜の襖絵」。縦152センチ、横58センチの襖14枚組で、黒雲と波の間に竜の姿が壮大に描かれている。江戸時代、同市植野地区に伝わる人形や歌舞伎芝居などの地芝居用舞台の襖絵として、足利の絵師らが手がけたとされている。昭和61年、管理していた同市寺中町会から同博物館に寄贈された。

 足利市の山林火災発生後、2月25日に佐野市民から「あの襖絵を出すと必ず雨が降る」と連絡があり、同博物館で「足利市のお役に立てば」と、展示することにした。

 約30年前、佐野市で日照りが続いた際、同博物館で倉庫から取り出し展示したところ、夕立が発生し雨に恵まれたことがあったという。

 足利市危機管理課が気象台に確認したところ、同市では15日に39・5ミリの降雨があって以降、雨は降っていないという。乾燥した状態が続いており、鎮火まで時間を要している。

 同博物館長の茂木克美さん(58)は「隣市の山林火災であり、襖絵の御利益で一日も早く大量の雨が降り、鎮火につながってもらいたい」と話している。展示は3月21日まで。(川岸等)

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