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フォロワー13万人、本も出版 寮母さんのガツンごはん

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社員寮で料理を作るあきこさん(マガジンハウス提供) 1/7枚  造船関係会社社員寮で寮母を務めるあきこさん(38)。力仕事の社員を支えるメニューは、ガツンと胃袋にくるものでありながら、人の顔を表現した“キャラ弁”など見た目も楽しい「映(ば)える」ものも多い。「記録用に」とスマートフォンで撮影し、インスタグラムにアップすると話題となり、ついには手がけた料理を写真で紹介した「寮母あきこのガツンごはん」(マガジンハウス刊、税別1400円)が出版された。

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飽きがこないメニューを

 ゆで卵とウインナーでコミカルな人の顔を表現した弁当があるかと思えば、手羽元のから揚げはボリュームたっぷり。カニカマと大葉の酢飯おにぎりは彩り鮮やか。見ているだけでも楽しくなってくる食事ばかりだ。「予算は昼食1人400円、夕食1人800円。その予算内で味がかぶらず、飽きがこないようにメニューを工夫しています」とあきこさん。

 寮母といえば住み込みのイメージが強いかもしれないが、あきこさんは週休2日で社員寮に通っている。勤務時間は午前8時から午後5時。出勤直後の約1時間で寮内の掃除を済ませ、正午までに社員らの昼食作りが始まる。午後からは夕食作りだ。お昼時の正午から午後1時は休憩時間で給仕などをしないため、「社員と顔を合わせることはほとんどありません」(あきこさん)という。

 あきこさんは高校卒業後、いくつかの仕事を経てパン職人に。旅館兼すし店で働いた後、たまたま見つけた求人で平成30年、寮母になったという。「飲食関係の仕事をしたかった。自由にメニューが決められるのにひかれた」とあきこさん。当初はどんぶりものを中心に提供していたが、やがて弁当へシフトチェンジ。「どんぶりのネタがなくなり、苦手克服のために弁当作りをしようと考えました」と振り返る。

フォロワー13万人

 そんな中でできあがった料理をインスタにアップしていたところ、「こんな弁当が作りたい」「この料理をまねしたい」などと話題になり、気がつけばフォロワーは13万人超に。そして出版社から書籍化のオファーが飛び込み、「レトロな寮の雰囲気を残したリアルな料理を掲載する」というあきこさんの要望が取り入れられた書籍の出版となった。

 インスタのフォロワーから「レシピを教えてほしい」などと求められることも多いが、あきこさんによると「すべて目分量なんですよ。盛り付けも最初から考えておらず、すべてアドリブです」。出版した「寮母あきこの-」でも料理154食は写真中心の紹介で、写真集のような雰囲気も。ただ「調味料の黄金比」や「サラダ七変化」「麺のあれこれ」など料理作りのアイデアを紹介したコラムも掲載している。

 「本になったらすごいと思っていたので、実現してうれしい。見ているだけでワクワクする感じが出せたと思います」とあきこさん。「力仕事をしている社員もいるので、食事を楽しみにしてくれています。疲れて帰ってきて食事を見てワッと盛り上がるとなれば楽しいと思うので、そんな楽しみを少しでも提供したい」と話している。

写真一覧

  • ゆで卵で顔を表現した弁当(あきこさん提供)
  • ボリューム満点の手羽元揚げ(マガジンハウス提供)
  • 彩りが鮮やかなカニカマと大葉の酢飯おにぎり。「おひとり4コ」のメモ書き付きだ(マガジンハウス提供)
  • タコ焼きを使ったおにぎり(マガジンハウス提供)
  • 表情豊かな弁当
  • あきこさんが出版した「寮母あきこのガツンごはん」(マガジンハウス提供)

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