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箸の持ち方論争再燃 正しいとされる持ち方に「『ものが掴みやすい』それ以上でも以下でもない」と冷静な指摘も

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1/1枚  14日午前、ツイッターのトレンド上位に「箸の持ち方」がランクイン。きっかけは同日放送のNHKの情報番組「あさイチ」だ。「コロナ禍で注目度UP!“箸”を極める」と題した特集が組まれ、箸の持ち方や選び方、ブームの兆しが見られる「持ち帰り箸」などについて、取り上げられた。箸の持ち方については、今年2月にも米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手のツイッター投稿がきっかけでネット上に論争が巻き起こった。番組冒頭でもこのことに触れているが、再び論争に火がついたようだ。

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 番組ではまず、30~50代を対象にした2017年の調査結果を引用し、伝統的な(正しいとされている)箸の使い方をしている人の割合が全体の約半数しかいないことを紹介。続いて、愛知みずほ短期大学の上原正子客員教授の研究によって、箸の持ち方が6つに分類できること、その中で最も機能的、効率的なのが伝統的な持ち方であると明らかになったことを解説した。

 伝統的な持ち方について、ツイッターでは「どんな持ち方でも掴めればなんでもええやん」など、こだわらないという人もいれば、「箸の持ち方で多様性なんて認めないよ。商談で箸をまともに使えない人間は連れて行かない」など厳格にとらえる人もおり、賛否が分かれている。

 また、「私は手に障害がありこの伝統的な持ち方は出来ない。今までに知らない人には指摘されたし育ちが悪いとまで言われた事もある」「自分がそうだがケガで指が不自由な人もいるので箸の持ち方が変でもしつけや教養がどうこう責めるのは止めよう」など、身体的な事情で伝統的な持ち方ができないユーザーからの訴えも見られた。

 「フリップに『伝統的な持ち方』と書かれている。『正しい持ち方』なんて書かれていない。アナウンサーさんもそう言うし、いまの時代性にすごく考慮しているのが感じられる」との指摘があるとおり、番組の中でも伝統的な持ち方以外を否定しているわけではない。「武道だって、〇〇流ってあるんだから、箸の持ち方にも多様性が認められてもいいと思う。その中で強い弱いはあっていいけど。勝手に多数派でルール作って、マイノリティを排除はよくないっしょ」「本人が困らず、ご飯を美味しく食べているなら〇。箸にかぎらず道具の使い方などは、良いor悪いで判断せず、本人が困っているorいないで判断した方がいい」など、多様性を認めるべきとの意見も少なくなかった。

 「20歳で独自の持ち方から正しいとされる持ち方に自分の意思で矯正した私からお伝えしたいのは、正しいとされる持ち方のほうが『ものが掴みやすい』ということで、それ以上でもそれ以下でも無いと思います」と、番組で解説しているように、良し悪しではなく機能的であることに価値があるとの冷静な指摘も。

 箸の持ち方は、しつけと結びつけて議論されることも多く、先に引用した障害を持つ人からの投稿でも指摘されたように、育ちの良し悪しを判断する指標にされがちだが、「息子3人いますがみんな独特の箸の持ち方してました 何度持ち方を指摘しても、一向に直す気配はなかったのですが 修学旅行で恥ずかしいと思ったらしく、今は全員『伝統的な持ち方』です」「これ見て子供に箸の持ち方を強制する親が出てきそうだけど程々にね。ゆっくりでいいよ」など、自身の子育ての経験を踏まえ、幼い子を持つ親に向けた温かい言葉も見受けられた。

 このほか、「箸の持ち方以上に気になる悪い箸のマナー」「こっちの方が気になってしまう」など、悪いとされる箸のマナー「嫌い箸」のコーナーへの反響も多かった。箸を持ったまま人を指す「指し箸」、箸を器に突っ込んで手前に寄せる「寄せ箸」、何もつかまないまま器の間を行ったり来たりする「迷い箸」、器の上に箸を渡しておく「渡し箸」、箸先をくわえてなめる「ねぶり箸」などが紹介されたが、「あからさまに箸先が汚れていた場合の対処方法が知りたいです。ねぶるのも見た目悪いけど箸先汚いままなのも嫌ですよね」「渡し箸って箸置きがある前提のマナーだけど 箸置きなかったらどうすればいいんだろう」など、悪いとわかっていてもやむを得ない場合の対処を知りたいとのコメントが寄せられていた。

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