記事詳細

ドコモ口座の不正引き出し ユーザーは混乱「どうしたら予防できる?」 「7payから何も学んでない」との指摘も

更新

ドコモのロゴ 1/1枚  NTTドコモが8日、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正な預金引き出しが見つかったと発表。被害に遭う可能性が分かりにくいこともあり、ネットでは、混乱し不安を訴えるユーザーが続出している。

<< 下に続く >>

 ドコモ口座はスマートフォン決済や送金のためのサービス。利用者がドコモ口座を開設し、任意の銀行口座と連携すれば、銀行からドコモ口座に入金(チャージ)し、スマホ決済の「d払い」や電子送金が行える。

 同社は9日、既に被害が出た銀行を含む計17行の口座とのひも付けを停止、一部の銀行についてはすでにひも付けられた口座からドコモ口座へのチャージも停止したことを明らかにした。これまでに少なくとも地方銀行など7行で被害が確認されており、同社では実態の把握を急いでいる。

 ドコモなどによると、銀行の口座番号やキャッシュカードの暗証番号が何らかの手口で不正に盗まれ、預金をドコモ口座にチャージ(入金)する手法で不正に引き出されたという。銀行によっては成り済ましを防止するための「2段階認証」などが導入されておらず、メールアドレスさえあれば開設可能で、フリーアドレスを使えば容易に成り済ましが可能だった。ドコモ口座と連携している銀行は計35行あり、2段階認証を導入している銀行で被害は確認されていないという。

 この事態を受け、ツイッターには、「ドコモ口座を開設してないのに10万円も被害を受けた。通帳記入するまで気付かなかった」など、被害に遭ったとの訴えをはじめとする関連ツイートが殺到している。

 「ドコモ口座」がキーワードとして拡散していることから、「これって、ネットバンキング口座なの?ネットバンキングしてなきゃ大丈夫なの?」「ドコモ口座使ってないんだけど、被害受けた地方銀行の中に私のメインバンクがおもっくそ入ってて、何かしたほうがいいんかとソワソワしてる 通帳つけて調べるだけでいいのんこれ… 被害出てるけど、んじゃどうしたら予防できるのか全然わからない」など、自分の銀行口座が被害に遭う恐れがあるのかどうか、正確に理解できず混乱しているユーザーが多い印象だ。

 「ドコモ口座… オンラインわかんないから手を出さないで正解だわ…」など、ネットバンキングを利用していないから大丈夫と解釈しているユーザーも見られるが、「これ、ドコモ口座と報じるのよくない。 ・ドコモと契約してなくても ・d払いやiD決済を利用してなくても ・ネットバンキングを使ってなくても 特定の銀行で口座もってるだけで不正引き落としされちゃう、ってことだよね?」とアルファブロガーのちきりん氏が自身のツイッターでまとめている通り、ドコモの回線や金融サービス、ネットバンキング利用の有無とは無関係で、ドコモ口座と連携可能な特定の銀行の口座を持っているだけで被害に遭う可能性があるのが重要なポイント。

 「お前の口座が誰かの電子マネーのチャージ元口座に使われるよって話なのに ドコモ口座って名前のせいで伝わり辛い」「この問題はドコモ口座を開設した人だけの問題と思ったら全然違った 本人確認をせずに勝手にドコモ口座を作られて不正に利用されているということらしい 面倒だけど念の為、自分の銀行の入出金確認だけはした方が良いみたい」「最低でも今挙げられている銀行を利用されてる方は念のためおかしな引き落としが無いか確認した方が良いかと」など、一般ユーザーからもこのポイントを指摘し、口座残高の確認や対策を呼びかける投稿が広がっている。

 同社が9日発表した17行の中に、自分が口座を持っている銀行が含まれているのを知ったユーザーからは、「何やこれ?みちのく銀行もあるやん」「え、こわ 北洋入ってるじゃん」との驚きの声や、「ドコモ口座にとられるときいたから全財産おろしてきた」と早くも対策を講じたとのコメントも。

 また、「おいマジでドコモふざけんなよ 預金移動しとかないと危なすぎるだろうが!!」との同社への怒りや、「ドコモ口座のあれって二重認証してないんじゃ? 7payインシデントから何も学んでない…」と、すでにサービスを終了しているスマホ決済の「7pay」で、昨年7月のサービス開始早々にセキュリティー設計の甘さから不正利用が起こった時と状況が似ているとの指摘、被害にあった場合の弁済について「補償は誰が?これが一番知りたい」との疑問も見受けられた。

 このほか、「これこそテレビのニュースで特集組んで報道しなさいよ…。総裁選よりも重大な事案じゃん。都心じゃないから関係ないってか?」「伊勢谷さんの逮捕より大きく身近な話題と思うんだけどなぜ大きく取り上げないんだろう?」など、事態の影響の大きさのわりに、報道での扱いが小さいのではないかとの苦言も散見された。

ピックアップ

    注目ニュース

      アクセスランキング

      iza! ソーシャルメディア公式アカウント

      • twitter
      • facebook
      • iza!を読む